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妙心寺での新亡供養【しんもう くよう】

京都へ行ってきました。



目的地は東光寺(静岡市清水区横砂)の御本山である妙心寺。



新亡供養【しんもうくよう】に参加するためです。


600新亡供養2022 3


全国にある3400の妙心寺派(臨済宗:禅宗)のお寺では檀信徒の方が亡くなった場合、葬儀を執り行います。



そして決まった日数や年数ごとに法事(年忌法要)を営む習慣があります。



新亡供養はこの年忌法要のとても丁寧な法要と考えていただければ良いのかと思います。



亡くなられて1年以内の妙心寺派の檀信徒(出席希望者)が本山に集まり法要をするのです。




600新亡供養2022




600新亡供養20222

管長様(3400か寺の中心となる和尚様)が導師をされ、多くの本山の和尚様方、引率の和尚様方 合わせて50人以上の僧侶と数百人の参列者が共に、龍の天井画で有名な法堂【はっとう】で行う法要は厳かであり、迫力があります。

※今年度(2022年・令和4年)はコロナ対策として、人数に制限があり例年よりも少ない人数での法要でしたが、内容はこれまでと同様に素晴らしいものでした。



 法要の後は歴史ある大方丈【おおほうじょう】か、美しい本尊様と全ての末寺の御位牌が並ぶ微妙殿【みみょうでん】での食事です。
※今年度はコロナ対策で、お弁当を大方丈でいただきました。


 例年、新亡供養には2500人ほどの申し込みがあるそうですが、もちろん1日で法要をすることはできません。そこで何日にも分けて法要が行われるのです。



新亡供養は参列者全員が亡くなられた方の身内か、かなりご縁の深い方となっています。もちろん亡くなられた方々は別々の人であり、同じ別れなどありません。しかし、大切な方を亡くしたという感情を共有することができるのが新亡供養の特徴でもあるのではないでしょうか。



多くの方に参加していただきたい法要ではありますが、残念ながら檀信徒の方の中で「新亡供養」と聞いて「あ、本山(妙心寺)で行う法要ですね」と理解している方は多くありません。特に若い世代の知名度が低くなっています・・・



 少しでも多くの方にこの法要を知っていただけるよう、これからも情報発信を続けていきたいと思います。

親子でプチお寺体験 【写経と精進料理】

親子で写経をしたことがありますか?


親子で、写経と精進料理にふれる体験のお手伝いをさせていただくことになりました。


600カルチャーチラシ 親子写経と精進料理3

静岡の朝日テレビカルチャーでの「夏休みこども1日講座」のひとコマです。

私は写経と法話を担当させていただきます。

※詳しくは静岡朝日テレビカルチャーのホームページをご覧ください。



600カルチャーチラシ 親子写経と精進料理

※こちらはチラシの画像はクリックすると拡大表示されます。


600カルチャーチラシ 親子写経と精進料理2



もちろん、精進料理の担当は私ではありません。



精進料理は、京都・妙心寺御用達の精進料理店「阿じろ」で修業し、全福寺住職でもある轟(とどろき)師の美味しい精進料理です。



興味のある方はぜひご参加ください。


お地蔵様がいない世界はありますか?


600六地蔵



お地蔵様は、私達を一番近くで見守り助けてくださる仏様と言われています。


そのお地蔵様が6人並んでいるのが、六地蔵様。


なんで6人なのでしょうか?



それは、仏教の六道【ろくどう】という考え方に関係があります。





六道とは


地獄界【じごくかい】
 苦しみの世界です。

餓鬼界【がきかい】
あれも欲しい これも欲しいと 欲張り続ける世界

畜生界【ちくしょうかい】
苦しみが多くて、楽しみがほとんどない。みんなが自分勝手に生きている世界

修羅界【しゅらかい】
いつもケンカをしたり戦争をしている世界

人間界【にんげんかい】
いろんな悩みをかかえて生きている世界

天界【てんかい】
楽しそうな世界だけど、いつこの楽しい世界から追い出されるかビクビクして過ごす世界






を言います。仏教では 「いのちあるものはこれらの6つの世界を生まれ変わり死に変わる」と言われており、「どの世界でもお地蔵様がいてくださり、みんなを救ってくださっている」と説いているのです。



ですから、6つのお地蔵様が並んでいるのです。




では、私達がお地蔵様をお参りしたり、坐禅をしたり、修行をして、心が落ち着いている(心が調う)ときはどこの世界にいるのでしょうか?



上記の6つの世界からは選べません。



そうです、この6つの世界を生まれ変わり死に変わるという輪廻から抜け出しているのです。


では、抜け出した世界にはお地蔵様はいるのでしょうか?


お地蔵様は、私達を一番近くで見守り助けてくださる仏様です。


抜け出したら誰も見守ってくれないのでしょうか。


そんなことはありません。


抜け出した人は、その人自身がお地蔵様なのです。





そう考えると、六地蔵様は見守ってくださるだけでなく、苦しみの世界を輪廻する私達に、「その世界を抜け出すことができるよ」と教えてくれているように感じます。


であるならば、六地蔵様は「六」で完成するのではなく、お参りをすることで自分自身がお地蔵様と同じ心になった「七人目」で完成するのかもしれません。




東光寺 六地蔵



開山忌 開催報告  【令和4年】

東光寺(静岡清水区横砂)では、毎年6月の最終日曜日に 開山忌【かいさんき:東光寺を創建した和尚様の法事】を行っています。



開山忌は東光寺の行事の中で最も大切にしている行事のひとつで、例年 昔から伝わる儀式を丁寧に行い、多くの檀信徒の皆様に参加していただいています。




例年の様子はこちらご覧ください。

 




コロナウイルスとの共存方法が見えてきたようにも感じますが、何が正解なのかわからない状態が続いています・・・



そこで、今年の開山忌も昨年と同様にコロナウイルス感染拡大防止の為に檀信徒の方の出席を辞退していただき、お寺関係者のみでの開催となりました。


しかし、法要を簡単にすることはありません。




600開山忌20220628

例年通り、準備をして、


例年通り、鐘を鳴らして開始を知らせ、


例年通りお参りし



例年通り、お茶や食事、お菓子などのお供え物を丁寧に供えます。



600開山忌202206282


そして、例年通りお経をお唱えし、回向をしました。



法要が終わると、大切なお参りが無事にできたことに感謝の気持ちがある一方、参拝者がいないことに寂しさを覚えます。


やはり、多くの方と一緒にお参りできることは大変に有難いことだと改めて実感をさせていただきました。


来年こそは本当の意味で「例年通り」できることを願っています。

般若心経㊷ 是無上呪 【ぜむじょうしゅ】 【毎週土曜日はインスタの日】

般若心経㊷ 是無上呪 【ぜむじょうしゅ】
毎週土曜曜日にインスタ(Instagram・インスタグラム)を更新し、その内容をブログにも掲載しています。



Instagram(インスタ・インスタグラム)はこちらです
※これまでの記事はこちらです。



今回も、妻の質問に答える形で話を進め見ました。



600インスタ用 般若心経42 是無上呪 【ぜむじょうしゅ】1
600インスタ用 般若心経42 是無上呪 【ぜむじょうしゅ】2
600インスタ用 般若心経42 是無上呪 【ぜむじょうしゅ】3
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600インスタ用 般若心経42 是無上呪 【ぜむじょうしゅ】6
600インスタ用 般若心経42 是無上呪 【ぜむじょうしゅ】7





今回は【是無上呪(ぜ むじょうしゅ)】というところだね。
無上、ってことは上が無いってことでしょ?最高の極み!っていうイメージなんですが、どうでしょう?



そうだね、その通りだよ。”最高の極み!”とはおもしろい発想だね。
最高の極みってどんなものがある?



ビールとか、ハムとか、調味料とか。キャッチコピーである気がする。いいもの使いました~!!!っていうアピール。



わかる、ありそうだよね。最高のビールがあったら、最高のおつまみが欲しくなるよね。・・・私はお酒が飲めないから、最高のご飯があったら、最高の漬物が食べたくなるようなイメージだね。
今回の是無上呪も似ているように感じるよ。



最高のご飯と漬物とかけまして~、是無上呪ととく。その心は?



嫌なフリだね。整いませんよ・・・
絵に書いてもらったけど、様々な大切な教えが引きつけ合うように集まって完成した究極のお経が般若心経だから、最高のご飯の上に、最高の漬物。
・・・似てない?



似てる…か…(._.)
いいものにいいものがどんどん組み合わさって、そうやって結果的に最高の極みになる、ってことでよろしいでしょうか?



スタンプ
完璧な説明をありがとうございます!!
その無上と言われる究極の般若心経を、どのように取り扱うかが大切だよね。

どんなに素晴らしいお米も、手に入れたときに、収納庫にしまい込んだり、そのへんに放置したら意味がないよね。お米を大切に洗って、心を込めて炊きあげるから、素晴らしいご飯に出会える。
同じように、般若心経の教えを大切にしながら心を込めてお唱えするから、無上のお経になるんだよね。





意味を知ってるだけじゃダメってことだね。
実践、実践!








人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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