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写経会のときに どんな話しをしているの?

 東光寺(静岡市清水区横砂)では毎月23日の10時より写経会を行っています。

 ※写経会の案内はこちらをご覧ください。




 写経会の際に、参加してくださる方に絵葉書をお配りさせていただき法話(仏教の話)をさせていただいています。



 これまでに何度か配布している絵葉書をこのブログで紹介をさせていただきましが、私自身の勉強と 話した内容をまとめる意味で、今後少しずつ絵葉書と共に話した内容を紹介させていただきたいと考えています。





 今回はその第1回目です!!



 絵葉書は写経会で写経をする「般若心経」の中の言葉に関係するものを作ろうしています・・・・




絵葉書 その1






 般若心経の中の

摩訶【まか】

という言葉は 「大いなる・非常に」 と訳されます。





~ 大いなるものに抱かれていることを実感する ~



 縄文杉を見たいと思い、屋久島を訪れました。縄文杉は徒歩でしか行くことができない場所にあり、往復をすると約9時間かかります。朝5時頃出発をしてひたすら森の中を歩き続け縄文杉へ向かいます。



 猿や鹿、多くの屋久杉や動植物に出会いながら5時間かけて縄文杉に到着しました。その迫力と生命力を肌で感じ感動したことを覚えています。




 
 帰りも森の中をひたすら歩き宿に戻りました。宿に着いた時には日が暮れていたため食事を済ませ、早々に床に就きました。




 翌日目が覚めて高台にある部屋から昨日歩いた森を見ると、太陽が森全体を照らしていました。





 前日に森を歩いたときには森の木やそこに暮らす生き物は目に入っても森全体が太陽に照らされていることに気が付くことは出来ませんでした。





 全体を照らす太陽が森の生命そのものを支えている事実に気がつき思わず息をのみました。






 神光天地を照らす 【 しんこう てんちを てらす 】



 自分がいつも見えているものだけが正しいと思い込んでしまうと、大いなる仏法(仏様の教え)が私達を照らし抱いて恵みを与えてくれていることを見失ってしまいます。




「いつもの場所」もいつもと違う角度から眺めてみると新しい気付きがあるかもしれません。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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