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保育園児の坐禅体験 【令和5年4月】

600坐禅体験 20230421



東光寺(静岡市清水区横砂)の境内には袖師保育園があります。


袖師保育園の園児は毎月1回、東光寺の本堂に坐禅体験に来てくれます。


今年度もその坐禅体験が始まりました。




私が保育園児の坐禅体験を担当させていただくようになって10年が経ちます。


ときどき


「最近の子供たちは昔に子供に比べて〇〇だ」


と、言う方がいらっしゃいます。




10年間、保育園児の坐禅体験を担当してきましたが、私にはそのような変化は感じません。


10年前の保育園児も、今年の保育園児も、みんな一生懸命坐禅に取り組もうとしてくれています。


私の話に真剣に耳を傾け、一生懸命背筋を伸ばしたり、足を組んで坐っています。


ただし、変化はありませんが、違いはあります。



クラスや学年によってクラス全体の雰囲気は違います。


元気のあるクラス、大人しいクラス、静かに過ごすクラス、自分の意見を必死に発表するクラスなどなど、どのクラスも素晴らしい面を持っています。



今年も子供達にどんな特徴があるのか楽しみにしていました。


年長組の坐禅体験が終わって、座布団の片づけをしていた妻から


「あれ、すっごいきれい! 始まる前と同じだ!」


という言葉が漏れました。


今年の年長組は、静かに坐り、使った座布団を元にもどすことができるのです。




その後、やってきた年中組は元気いっぱいです。


元気いっぱいに質問に答えたり、自分の考えを披露してくれます。


これだけ元気があると、坐禅に集中できるか心配ですが、坐禅を始めると、しっかりと静かに坐ります。



そんな素晴らしい面を持つ園児達と、1年間一緒に坐禅ができることは本当に有難い御縁をいただいているとかんじます。


良さをさらに伸ばせるように、一緒に精進していきたいと感じた、4月の坐禅体験でした。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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