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後悔しないお葬式⑮ 初七日

初七日はこれからも続く供養の第一歩


【インスタで学ぶ、後悔しないお葬式⑮】

「お葬式の最後に初七日をする」と言っても違和感を覚える方は多くありません。
実際に、お葬式の直後に初七日をする習慣があるからです。

少しでも多くの参列者に、最初の法事である初七日にも出席して欲しいとの願いからできた習慣だと感じています。

しかし、実際は「初七日でお葬式が終わる」ではなく、「初七日から法事が始まる」のです。



※ここで紹介している内容は東光寺(臨済宗妙心寺派)で行っているお葬式についてのお話です。宗派や地域によって違いがあることを御了承ください。


毎週土曜曜日にインスタ(Instagram・インスタグラム)を更新し、その内容をブログにも掲載しています。



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※これまでの記事はこちらです。


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後悔しないお葬式シリーズ、今回は【初七日(しょなのか)】!お葬式と一緒の流れで行うことが多いので、よくわからず終わっている人もいるのでは?って、これ、昔の私ですが…



昔の私!! 気になりますね!



身内のお葬式で記憶が一番古いのが、中学2年生のときの祖父のお葬式なんだけど、そのときは【初七日】という存在の記憶がないです…



そうかもね。身内は悲しみの気持ちが強いから、言われるがままに進んでしまっているかもしれないね。



そうだねー。で、次の記憶が26歳のとき、母方の祖父のお葬式で、火葬場に行って、その後葬儀場に戻って法要があったんだけど、「まだなんかやるの?」って思った…これが【初七日】だったってことだよね?



宗派や地域によって習慣が違うから何とも言えないけれど、きっと初七日だったと思うよ。
「まだなんかやる」はストレート過ぎて気持ちがいいね!



信仰心がなくてすんません。で、お寺に嫁いでから経験した祖母のお葬式では、「あ、今から初七日ね」ってわかったよ。
成長してるね、私!



その通りですね・・・
「今から初七日」って分かることは大切だよね。
亡くなった方を供養するということに変わりはないけど、葬儀と初七日は別の儀式だもんね。



そうそう!葬儀からの流れでやるから、【初七日】は葬儀の仲間のように思っちゃうけど、そうじゃなくて、むしろ一周忌とか三回忌とかの法事と同じ仲間だってことを教えてもらって、めっちゃ腑に落ちた!



そうなんだよね、どうしてもお葬式とセットだと思っちゃうよね。だけど、本当は、私達が徳を積んで亡くなった方のために冥福を祈る法事の始まりなんだよね。




ほうほう



初七日の後も法事が続くけど、亡くなった方のために法事をすることでお参りをしている私達自身が、苦しみや悲しみから前に進む力をいただくことになるんだよね。もちろん時間がかかることだから、日数や年数にある程度決まった習慣があるよね。
その第1歩目が初七日なんだよね。



葬儀の終わり、じゃなくて、ここから始まるんだね。



そうだね。だから東光寺ではお葬式が終わると「一度、山門の外に出ていただき、気持ちを新たに初七日の法要に御参加ください。」ってお願いをしているんだ。



だから「門から出る」絵を描いてって言ったのか!!!←今知った…




驚き!!
始まりの一歩を描いてもらいました。ありがとうございました。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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