右手にありがとうと言っていますか?

お寺の年末年始は忙しい。
やらなくてはいけないことがたくさんある。
しかし、令和4年の年末から令和5年の年始まで、私は思い通りに動かない右手と過ごし「やらなくはいけないこと」もほとんどすることができませんでした。
右手に違和感を覚えたのは28日。
翌日には、これまでに見たことがないほど右手はパンパンに膨らんでいました。
痛みを伴う腫れは、新年を迎えても引くことはありませんでした。
原因不明の右手の腫れのせいで・・・
筆や箸を持つことができず、年越しそばも人生初のフォークでいただきました。
動かない右手は私に対して、筆や食事だけでなく、様々な行動制限を課してきました。
着替え、パソコンやスマートフォンを使っての仕事、正月準備などありとあらゆるものができなくなってしまいました。
右手が動かなくなるだけ、これほど影響が大きいとは想像ができていませんでした。
と、同時にこれだけ様々なことを文句ひとつ言うことなくがんばり続けている右手に対して感謝の気持ちを伝えていないことに気がつきました。
「当たり前」と「ありがたい」をはき違えていたことを反省した年末年始となりました・・・
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