毎週土曜日はインスタの日 【後悔しないお葬式2 枕経】
【毎週土曜日はインスタの日】
毎週土曜曜日にインスタ(Instagram・インスタグラム)を更新し、その内容をブログにも掲載しています。
※Instagram(インスタ・インスタグラム)はこちらです
※これまでの記事はこちらです。










妻
今回は「枕経(まくらぎょう)」について話をしてみたいのですが、そもそも私、お寺に来るまで知りませんでした…
おじいちゃん、おばあちゃんを見送ったことはあるけど、「枕経」って経験したこともないんだよなー
私
そうだね。お通夜やお葬式を経験した人でも枕経は経験したことが無い人もいるよね。
妻
それはなんで?珍しいもんなの?
私
今の枕経は、その人・人・故人が亡くなった後に、できるだけ早くに行う最初の法要だから、遺族であっても間に合わない人も少なくないよね。
妻
じゃあ私は間に合わなかったんだねー
私
かもしれないね。
妻
で、結局「枕経」ってどんなことするの?なんでするの?亡くなってすぐにお経をあげるっていうことしかわからないです。
私
そうだね、亡くなってすぐに枕元で読経(どきょう)をするから枕経だね。でも、もともとは枕経とは、枕元でこれから亡くなる人と一緒にお経を読んでいたと言われているよ。
妻
なんですと!
私
一緒にお経をお唱えすることで、死に対して感じる怖い想いを無くしたとも言われているんだよ。
妻
へ~、なるほど~。お経をよむと落ち着く感じは今ならわかるんだけど、そういうこと?
私
そういうことです! 普段からお経に親しんでいると、お経を聞いて落ち着くよね。お経に触れたことが無い人が、急にお経を聞いたら気味悪いと思うもんね。亡くなる際に、お経をお唱えして死に対する恐怖を和らげたと言うことは、日常の中にお経があったってことだよね。
妻
ってことは、「枕経」が意味あるものになるためには、お経に対していいイメージをもってないとだめだよね。
私
本当なら、そこは大前提だよね。
妻
結婚する前の私は、【お経=葬式=怖い・悲しい・よくわからん】だったから、結婚式でお経ってめちゃ違和感あったもん!!!
私
あ〜、そうだよね。お経ってお釈迦様の教えであり、人生の教科書とも言われるものなのに、知られていないよね。これはお寺や僧侶の努力不足だから大いに反省しています。
妻
ほんと、もったいないことだよねー。私は知ることができて良かったと思ってるよ。
私
そう言ってもらえると嬉しいね。だからこそ、普段からお経に親しんでいることが大切だし、親しんでもらえるように努力をしていきたいですね。
その上で、皆さんに枕経って何か知ってもらったうえで、大切にしてほしいね。
妻
うんうん。
私もこれから聞かれたら
「ほんとは亡くなる直前、死が目の前に迫って怖い想いをしているのを少しでも和らげるためにお唱えしていたのが、今では亡くなった直後にその方が少しでも安らかでいられるようにお唱えしているものです。」
と答えていいのかな?
私
そうだね、ぜひ、そう説明をしてください。ただ、私は22歳で亡くなった実のお姉さんの枕経をした和尚さんが
目の前に息絶えて横だわっている姉の姿から、我が命のあることの尊さ、有り難さを教えられ、その命のはかなさを我が身を以って示してくれている姉に対し、何かをしてあげようと思うことすら大きな思い上がりであったのです。姉の冥福を祈り姉にしてあげている枕経のつもりが、実は姉の声なき声によって、自分が説法を受けていたのです。
と言っていたことが忘れられないんだよね。
枕経だけでなく、ここから始まる通夜やお葬式は、残された私達が亡くなった方から大切なことを教えていただく時間だと言うことも忘れずに法要をさせてもらっています。
妻
「枕経」は亡くなった方のためだけじゃなくて、残された人のためでもあるってことですね。元々の意味を知った今、もし大切な人とのお別れの時間がきたら、亡くなる前に一緒にお唱えしてもいいのかな、って思った。
私
それは、素晴らしいことだと思うよ。それと今、話してきて大切な方が亡くなっていくときに手を握ることも立派な枕経だったんだと感じたよ。
妻
うんうん。
今回「枕経」というものを知ったことで、【後悔しない、お葬式】に一歩近づけました!
私
それでいいのだ!
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妻
今回は「枕経(まくらぎょう)」について話をしてみたいのですが、そもそも私、お寺に来るまで知りませんでした…
おじいちゃん、おばあちゃんを見送ったことはあるけど、「枕経」って経験したこともないんだよなー
私
そうだね。お通夜やお葬式を経験した人でも枕経は経験したことが無い人もいるよね。
妻
それはなんで?珍しいもんなの?
私
今の枕経は、その人・人・故人が亡くなった後に、できるだけ早くに行う最初の法要だから、遺族であっても間に合わない人も少なくないよね。
妻
じゃあ私は間に合わなかったんだねー
私
かもしれないね。
妻
で、結局「枕経」ってどんなことするの?なんでするの?亡くなってすぐにお経をあげるっていうことしかわからないです。
私
そうだね、亡くなってすぐに枕元で読経(どきょう)をするから枕経だね。でも、もともとは枕経とは、枕元でこれから亡くなる人と一緒にお経を読んでいたと言われているよ。
妻
なんですと!
私
一緒にお経をお唱えすることで、死に対して感じる怖い想いを無くしたとも言われているんだよ。
妻
へ~、なるほど~。お経をよむと落ち着く感じは今ならわかるんだけど、そういうこと?
私
そういうことです! 普段からお経に親しんでいると、お経を聞いて落ち着くよね。お経に触れたことが無い人が、急にお経を聞いたら気味悪いと思うもんね。亡くなる際に、お経をお唱えして死に対する恐怖を和らげたと言うことは、日常の中にお経があったってことだよね。
妻
ってことは、「枕経」が意味あるものになるためには、お経に対していいイメージをもってないとだめだよね。
私
本当なら、そこは大前提だよね。
妻
結婚する前の私は、【お経=葬式=怖い・悲しい・よくわからん】だったから、結婚式でお経ってめちゃ違和感あったもん!!!
私
あ〜、そうだよね。お経ってお釈迦様の教えであり、人生の教科書とも言われるものなのに、知られていないよね。これはお寺や僧侶の努力不足だから大いに反省しています。
妻
ほんと、もったいないことだよねー。私は知ることができて良かったと思ってるよ。
私
そう言ってもらえると嬉しいね。だからこそ、普段からお経に親しんでいることが大切だし、親しんでもらえるように努力をしていきたいですね。
その上で、皆さんに枕経って何か知ってもらったうえで、大切にしてほしいね。
妻
うんうん。
私もこれから聞かれたら
「ほんとは亡くなる直前、死が目の前に迫って怖い想いをしているのを少しでも和らげるためにお唱えしていたのが、今では亡くなった直後にその方が少しでも安らかでいられるようにお唱えしているものです。」
と答えていいのかな?
私
そうだね、ぜひ、そう説明をしてください。ただ、私は22歳で亡くなった実のお姉さんの枕経をした和尚さんが
目の前に息絶えて横だわっている姉の姿から、我が命のあることの尊さ、有り難さを教えられ、その命のはかなさを我が身を以って示してくれている姉に対し、何かをしてあげようと思うことすら大きな思い上がりであったのです。姉の冥福を祈り姉にしてあげている枕経のつもりが、実は姉の声なき声によって、自分が説法を受けていたのです。
と言っていたことが忘れられないんだよね。
枕経だけでなく、ここから始まる通夜やお葬式は、残された私達が亡くなった方から大切なことを教えていただく時間だと言うことも忘れずに法要をさせてもらっています。
妻
「枕経」は亡くなった方のためだけじゃなくて、残された人のためでもあるってことですね。元々の意味を知った今、もし大切な人とのお別れの時間がきたら、亡くなる前に一緒にお唱えしてもいいのかな、って思った。
私
それは、素晴らしいことだと思うよ。それと今、話してきて大切な方が亡くなっていくときに手を握ることも立派な枕経だったんだと感じたよ。
妻
うんうん。
今回「枕経」というものを知ったことで、【後悔しない、お葬式】に一歩近づけました!
私
それでいいのだ!
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