毎週土曜日はインスタの日 【ザルを持って走る】
【毎週土曜日はインスタの日】
今回は大雨による浸水被害に逢ったときに感じた、大本山妙心寺の最初の和尚様の逸話を紹介しています。
まず一歩。この一歩の尊さを素直に受け入れることの大切さを痛感しました。
毎週土曜曜日にインスタ(Instagram・インスタグラム)を更新し、その内容をブログにも掲載しています。
※Instagram(インスタ・インスタグラム)はこちらです
※これまでの記事はこちらです。










私
皆様、先週はご心配をおかけしました。先週の土曜日は大雨によってお寺の境内にある保育園が床上浸水をしてしまいインスタの更新ができませんでした・・・
妻
大変だったよね…たくさんの方たちの優しさをいつも以上に感じた1週間でした。
私
この地域では誰も体験したことがないような災害だったので本当に大変でした。でも、あなたの言う通りいつも以上に人のありがたさを感じたよね。だからこそ、”ザルを持って走る絵”を描いてもらいました。
妻
描いたけどさー、この話、娘の言葉を借りるなら「どうにも納得いかないやつ」なんだよねー。
私
わかる!
東光寺の本山、妙心寺の最初の和尚様である開山無相大師の逸話だよね。
無相大師が雨漏りをしている所を発見して弟子に声をかけると、
サッと1人の弟子がザルを持って走ってくる。
その後、別の弟子が桶を持って走ってくる。
無相大師はザルを持ってきた1人目の弟子を褒め、桶を持ってきた弟子を叱るという話。
理不尽に感じるよね。
妻
まさに!!なんで桶で怒られにゃいかんの!?と思うんだよねー
私
禅では「理屈で考えない、尊い心のままに動く」ことを大切にしているので、サッと心のままに動いた1人目の弟子が褒められて、頭で考えてから動いた2人目の弟子が叱られちゃったんだよね。だからザルじゃなくてもいいんだよ。手を出しても、手ぬぐいでも、まずは動くこと、迷いなく動くことの大切さを伝える話なんだけどね・・・
妻
と言われても、理解に苦しむよ…
私
ですよね〜
一般常識の中では、あまりに理不尽だよね。
でも、今回の浸水被害にあったときに、この逸話について考え方が変わった気がするよ。
妻
と言いますと?
私
今回の浸水被害があった日に、まっさきに保育園に駆けつけてくれた人がいたんだよね。
それが、近所に住んでいる保育園に通っている子供なんだ。
自分の家も大変なときに「お家が大変だから、保育園が心配!」と言ってお母さんと「何かできることはありませんか」と駆けつけてくれたんだよね。
妻
私は片付けしてたけど、その子の方が心配になったよ。
私
そうだよね。正直、子供の手伝いには限界があるし、ケガとかも心配だよね。
でも、そんなモロモロのことを一切考えず駆けつけてくれた姿が、ザルを持って走ってきた弟子の姿なんだよね。
妻
なるほど~!
私
このときに私は無相大師の尊さを実感したんだよね。
「あ〜、だから、あんなに理不尽に思える無相大師の逸話が今の時代にまで伝わっているんだ」って感じたんだよ。
妻
ん?…どういうこと?
私
無相大師はザルを持ってきた弟子を素直に認めて褒めたんだよ。
これが、すごいよね!
だって、ザルなんか雨漏りには役に立たない。でも、その弟子の心を見抜くことができたから褒めることができた。
浸水被害にあったとき小さな子供が駆けつけてくれたときに、私はお母さんの「この子が、お家が大変だから、保育園が心配!って言うんです。」という言葉を聞くまで、なんで来たんだろう、やれることなんか今はないのに・・・など様々なことを考えてしまった。この子の心と向き合うことができていなかったんだよね。
だから、この逸話は「理屈で考えない、尊い心のままに動くことの尊さ」だけでなく、「無相大師の尊さ」も示してくれていると感じたんだ。
妻
そっか~。そういうとらえ方があったのか!新発見です!!
私
そうなんだよね。もちろん解釈が間違っているかもしれないけど、師匠と弟子の心が一つになるためには師匠だけ・弟子だけが尊いのではなく互いが尊い存在でなくてはいけないと感じたよ。私達の普段の生活で言えば、相手に何かを求めるばかりではなく、すでに私達は多くの助けをいただいているんだから、相手のことを素直に受け入れることが大切だと感じたね。
妻
うんうん
それにしても、今回は語りまくりですね~。あれだけのことがあったから感じることもたくさんあったね。
私
てへ
【インスタで味わう仏教の教え】
毎週土曜日、更新です♪
今回は大雨による浸水被害に逢ったときに感じた、大本山妙心寺の最初の和尚様の逸話を紹介しています。
まず一歩。この一歩の尊さを素直に受け入れることの大切さを痛感しました。
毎週土曜曜日にインスタ(Instagram・インスタグラム)を更新し、その内容をブログにも掲載しています。
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私
皆様、先週はご心配をおかけしました。先週の土曜日は大雨によってお寺の境内にある保育園が床上浸水をしてしまいインスタの更新ができませんでした・・・
妻
大変だったよね…たくさんの方たちの優しさをいつも以上に感じた1週間でした。
私
この地域では誰も体験したことがないような災害だったので本当に大変でした。でも、あなたの言う通りいつも以上に人のありがたさを感じたよね。だからこそ、”ザルを持って走る絵”を描いてもらいました。
妻
描いたけどさー、この話、娘の言葉を借りるなら「どうにも納得いかないやつ」なんだよねー。
私
わかる!
東光寺の本山、妙心寺の最初の和尚様である開山無相大師の逸話だよね。
無相大師が雨漏りをしている所を発見して弟子に声をかけると、
サッと1人の弟子がザルを持って走ってくる。
その後、別の弟子が桶を持って走ってくる。
無相大師はザルを持ってきた1人目の弟子を褒め、桶を持ってきた弟子を叱るという話。
理不尽に感じるよね。
妻
まさに!!なんで桶で怒られにゃいかんの!?と思うんだよねー
私
禅では「理屈で考えない、尊い心のままに動く」ことを大切にしているので、サッと心のままに動いた1人目の弟子が褒められて、頭で考えてから動いた2人目の弟子が叱られちゃったんだよね。だからザルじゃなくてもいいんだよ。手を出しても、手ぬぐいでも、まずは動くこと、迷いなく動くことの大切さを伝える話なんだけどね・・・
妻
と言われても、理解に苦しむよ…
私
ですよね〜
一般常識の中では、あまりに理不尽だよね。
でも、今回の浸水被害にあったときに、この逸話について考え方が変わった気がするよ。
妻
と言いますと?
私
今回の浸水被害があった日に、まっさきに保育園に駆けつけてくれた人がいたんだよね。
それが、近所に住んでいる保育園に通っている子供なんだ。
自分の家も大変なときに「お家が大変だから、保育園が心配!」と言ってお母さんと「何かできることはありませんか」と駆けつけてくれたんだよね。
妻
私は片付けしてたけど、その子の方が心配になったよ。
私
そうだよね。正直、子供の手伝いには限界があるし、ケガとかも心配だよね。
でも、そんなモロモロのことを一切考えず駆けつけてくれた姿が、ザルを持って走ってきた弟子の姿なんだよね。
妻
なるほど~!
私
このときに私は無相大師の尊さを実感したんだよね。
「あ〜、だから、あんなに理不尽に思える無相大師の逸話が今の時代にまで伝わっているんだ」って感じたんだよ。
妻
ん?…どういうこと?
私
無相大師はザルを持ってきた弟子を素直に認めて褒めたんだよ。
これが、すごいよね!
だって、ザルなんか雨漏りには役に立たない。でも、その弟子の心を見抜くことができたから褒めることができた。
浸水被害にあったとき小さな子供が駆けつけてくれたときに、私はお母さんの「この子が、お家が大変だから、保育園が心配!って言うんです。」という言葉を聞くまで、なんで来たんだろう、やれることなんか今はないのに・・・など様々なことを考えてしまった。この子の心と向き合うことができていなかったんだよね。
だから、この逸話は「理屈で考えない、尊い心のままに動くことの尊さ」だけでなく、「無相大師の尊さ」も示してくれていると感じたんだ。
妻
そっか~。そういうとらえ方があったのか!新発見です!!
私
そうなんだよね。もちろん解釈が間違っているかもしれないけど、師匠と弟子の心が一つになるためには師匠だけ・弟子だけが尊いのではなく互いが尊い存在でなくてはいけないと感じたよ。私達の普段の生活で言えば、相手に何かを求めるばかりではなく、すでに私達は多くの助けをいただいているんだから、相手のことを素直に受け入れることが大切だと感じたね。
妻
うんうん
それにしても、今回は語りまくりですね~。あれだけのことがあったから感じることもたくさんあったね。
私
てへ
【インスタで味わう仏教の教え】
毎週土曜日、更新です♪
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