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八つ橋の個包装に学ぶこと

京都のお土産と言えば”八つ橋”。

私が初めて”八つ橋”を購入した30年前は、”八つ橋”は箱に入っていました。

買って帰った”八つ橋”を家族で食べた記憶があります。



定番のお土産である”八つ橋”ですが、少し前から多くの種類の八つ橋が登場しています。

例えば、5枚入りです。


600八つ橋の個包装に学ぶこと2022092


簡易な包装で、中身も少なく、金額も高くありません。


初めて見たときには「あ、核家族または自分用だ」と感じました。






あれから何十年・・・ 最近、新しい八つ橋を見つけました。






600八つ橋の個包装に学ぶこと202209


なんと、個包装なのです。


この八つ橋を駅の売店で見たときに

「あ、最近は核家族でも夕食の時間がバラバラになっていると聞くし、世の中の動きに合わせてお土産も変化するんだなぁ」

と感じると同時に、八つ橋の個包装は人と人との関わりが薄くなっている象徴にも思えてさみしく感じました。




私は、個包装のお土産が”孤立”や”孤独”の象徴のように感じたのです。




ところが、この個包装の八つ橋を見つけた親子の会話にハッとさせられました。






「あ、八つ橋が個包装になっているね。すごいね~。」

子供
「これなら、たくさんの友達に配れるね!」


「そうだね、みんなで同じものを食べたら盛り上がるもんね。」




という会話です。


私は個包装の八つ橋に”孤立”を見ました。

しかし、この親子は個包装の八つ橋に”無数のつながり”を見たのです。



“個包装”が何を表しているのか勝手に決めつけるのではなく、“個包装”を活かしきる発送を持つ親子に、大切なことを教えてもらった気がします。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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