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「自分のすばらしさを再発見!」 するのが坐禅会なのかもしれません

500坐禅手帳作成用 こまめ 坐禅 息を吐く 呼吸



坐禅の功徳とは・・・・

自分のすばらしさを再発見!

子供坐禅会(みんなの坐禅会)のチラシに載せる言葉を考えています・・・・





禅宗の僧侶は口をそろえて


「坐禅に功徳を求めてはいけません」


と言います。



何かを求めるのではなく、捨てることが大切だと説くのが坐禅です。


ですから“功徳”を求めてしまっている時点で禅の教えから離れてしまうのです。


ですが・・・

そんなことを言ったら「坐禅会」を開催するときになんて言って声をかければいいのでしょうか?




東光寺(静岡市清水区横砂)では子供坐禅会を開催しています。


私も「坐禅に功徳を求めてはいけません」という前提が頭にあったので、開催をしていることだけをお知らせするチラシを作ってきました。



しかし先日、チラシなどを作成する専門家の方に


「このチラシを見て、保護者が子供に行かせたいと思うだろうか。」


「保護者は子供の成長を望んでいるのに、そこの部分が書かれていない」


というアドバイスをいただきました。


しかし・・・



功徳は書けない・・・・


そんなときに、思い出しことがありました。



それは、私自身が”なぜ坐禅会を開催したいと思ったか”と言うことでした。


私は少しでも多くの方に仏教・禅の大切な教えである



「衆生本来仏なり(生きとし生きるもの全てが仏様のような尊い心を持っている)」



を知ってほしい、体験してほしいと願って子供坐禅会を開催しています。



坐禅は様々なものを捨てていきます。


そして、捨てることで「衆生本来仏なり」という大切なことを実感します。

坐禅をしたから、後天的に特別な力を手に入れたのではありません。

生まれたときかいただいている尊い心に気がつくのです。


だからそこ、坐禅会のことを伝えようとするならば、


自分のすばらしさを再発見!


も悪くないかもしれません。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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