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お供え物って最後はどうするの?


600法事の供え物



法事の際には様々なお供え物をします。


そのお供え物、法要の後どうしていますか?


これには地域差があるようです。




法事が終わった後、祭壇から降ろして家族で”いただく”地域もあれば、参列者に配る地域もあります。


この場合も、参列者が”いただく”ことになります。


そして、僧侶がお寺の関係者が”いただく”地域もあります。


地域によって習慣が異なりますが、共通していえることは「いただく」ということです。



法事の際にお供えするのは、果物や団子、お菓子、花など目に見えるものだけでしょうか。



もちろん違います。



そうです、お経があります。




お経をお唱えすることで、その功徳が亡くなられた方のためになりますようにとお祈りをします。


しかし、お経は亡くなられた方のためだけにお唱えしているのではありません。




お供えした供物を、今を生きている誰かが”いただく”のと同じように、

お経という仏教の大切な教えを、今を生きている私達が”いただく”ことができるのです。




お供えした供物を”いただく”ときには、お経の大切な教えも”いただく”ことを思い出してほしいと願っています。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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