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日本とアメリカで同じ風が吹く

600日米首脳会談と千里同風




日米首脳会談のニュースを見たお坊さんの中には、私のように日本の首相でもアメリカの大統領でもなく

「千里同風」

という文字に目が行った人もいたのではないでしょうか。






私自身、この言葉が大好きで、昨年の年末には本堂の前に飾る竹灯籠に千里同風の文字を入れたほどです。
※その際の様子はこちらに紹介しています。

600竹灯り201231 9 (2)





600竹灯り201231 10 (2)


このブログで何度か紹介をさせていただいていますが、千里同風は

遠く離れた場所でも 同じ風が吹く

ことを意味する言葉です。






千里同風は1200年程前の中国で活躍された2人の和尚様の逸話に出てくる言葉です。


ある時に、師匠に手紙を出そうとした和尚様がいました。

当時は郵便というものが発達していませんので、手紙は誰かが直接届けなくてはいけません。

そこで、和尚様は自分の弟子に手紙を持たせたのです。

師匠は手紙を受け取ると、さっそく中を見てみました。

すると手紙には何も書かれていません!

師匠は手紙を届けた和尚様の弟子に、「これはどういうことか分かるか?」と聞きました。

弟子は何も答えられません。

師匠は、白紙の手紙を手に「君子千里同風」と説いたのです。






「千里同風」、は「千里離れた土地であっても、同じ風が吹いている」という意味ですある。同じ風は心を表します。


つまり、白紙の手紙を使って“同志というものは、遠く離れていても心が通じ合う”、しっかりと修行をすれば文字などなくても全ては通じるものだと説いてくださったのです。



日本とアメリカだけでなく、世界中のありとあらゆる人々が「千里同風」の心で過ごせることを切に願っています。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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