耕運機が飛び跳ねて 青空に気がつく
知っていますか? 耕運機って、飛び跳ねるんですよ!

お寺の境内には保育園があります。
私も事務職員として勤務しています。
その保育園には徒歩数分の場所に「子供の畑」があります。
”畑”と名乗っていますが、元々はトラックなどの駐車場として使われていた場所とのこと・・・
石だらけの畑です。
石だらけと言うよりも、石に土が混じっていると言っても過言ではありません・・・・
そんな畑ですが、事情により最近は園児が使用していません。
使用していないからといって雑草たちもお休みというわけにはいきません。
ぐんぐん伸びてきます・・・・
ですから、草を刈り、耕し、芋類を栽培しています。
先日も草を刈り、耕運機で土が混じった石を耕しました。

知っていますか?
耕運機って、飛び跳ねるんですよ!
使っている耕運機は家庭菜園用のものです。
CMなどを見ていると、若い女性が笑顔で鼻歌を歌いながら軽やかに使用しています。
確かに、やわらかい場所を耕せばそうなります。
しかし、現実は違います。
小さい石にあたれば耕運機はガタガタと揺れ、野球ボールくらいの石にあたれば飛び跳ねます。
極端だと思いますか?
いいえ、本当です。
私も初めて使ったときは驚きました。
しかし、これは現実なのです・・・
耕しながら遠くを見る余裕などありません。
常に目線は耕運機。
ガタガタと揺れ、ときには暴れ馬の如く飛び跳ねる耕運機と格闘しながら畑を耕しました。

作業を終えて一段落したときにふと空の青さが目に飛び込んできました。
作業中はもちろん、途中で休憩をしたときにも気がつきませんでしたが、この日の空は美しい青空でした。
目の前のことだけに集中することは悪いことではありません。
もちろん素晴らしいことです。
しかし、視野が狭くなりすぎると、自分を包み込んでくれている大切な存在を見失うことになる
美しい青空に包まれて作業をしていることに気がつかなったことに自分に驚きながら、そんなことを考えていました。
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