fc2ブログ

なんで学校へ行かないといけないんでしょう?

10円ガム



臨済宗青年僧の会で開催しているオンライン坐禅会(子供坐禅会)で話をしたときの原稿です。



中学校の教員をしているときに、



「なんで学校へ行かないといけないんでしょう?」


と聞かれることがありました。




今回はこの質問に対して、3通りの答えをお伝えしようと考えています。


1つ目の答えは、憲法や法律から見た答え。

2つ目の答えは、先日見た映画をヒントにした答え。

そして3つ目の答えは、仏教・禅の言葉をヒントにした答えです。




この記事では

1つ目の答えである、「憲法や法律から見た答え。」

を、紹介します。




誤解を恐れずに例え話をするならば、私は学校の教育は、


子供の頃、仲間からもらった駄菓子屋さんで売っているガムの当たり券だと思っています。




子供にとって、駄菓子屋さんのガムはとてつもなく貴重なものです。


購入しようとすると、全財産を出さないと買えないこともあるほど高価なものです。


ガムの当たり券と言えは、この価値あるガムを手に入れることができる価値ある代物です。




話しを学校に戻します。




私は

「なんで学校へ行かないといけないんでしょう?」

と聞かれれば

「行かないといけない人なんていませんよ。」

と答えます。

そうなんです。日本では学校へ「行かないといけない」という人はいません。





では、なぜ「行かないといけない」と思うのでしょうか。


それは義務教育という言葉を知っているからだと思います。


でも、義務教育という言葉を正しく知ろうと思うと2つ言葉を学ばなくていけません。



1つが「教育を受ける権利」

これは、日本の憲法や法律で私達は誰でも、教育を受けることができると言っているのです。



そして、もう1つが「教育を受けさせる義務」です。

これが「義務教育」です。




では、この「義務」は誰にあるのでしょうか。


もちろん、大人達です。子供ではありません。


ですから、教育については


受ける権利があって、受けさせる義務がある


言い方を変えると


「行ってもいい人」と「行かせないといけない」人しかいないのです。



では、なぜ「行かないといけない」と思うのでしょうか。それが「思い込み」です。



・みんなが行くから、自分も行かなくてはいけない

・「義務」という言葉がついているから、教育を受ける義務が自分にはある



と思い込んでしまうことがあるのです。




もったいないですね。


本当は、「学びたい人が学ぶことができる」場所が義務教育の現場です。


そして、ここで学ぶことができる内容は、諸先輩方が、後輩のために準備をしてくれたものです。






まさに
子供の頃、仲間からもらった駄菓子屋さんで売っているガムの当たり券です。


仲間はなぜ、当たり券をくれるのでしょうか。


自分が食べておいしかったガムを、せっかくなら大切な仲間に味わってほしいからです。


そして、この当たり券を受け取った人は使いたい人だけが使うことができるのです。


ただし、ここには「しなくてはいけない」ことなど何もないのです。





多くの人が「学校に行かなくてはいいけない」と思い込んで、自分に必要以上にプレッシャーをかけたり、自分を奮い立たせようとしたことがあるのではないでしょうか。


そのせいで、心がモヤモヤしてしまうこともあるかもしれません。


そんなときには、


学校へ行く権利はあるが、行かなくてはいけない義務はない。

学校は駄菓子の当たり券。


ということを思い出してくれればうれしいです。





※「なんで学校へ行かないといけないんでしょう?」

という、質問に対して、3通りの答えのうち、

2つ目の答えである、先日見た映画をヒントにした答え。

3つ目の答えである、仏教・禅の言葉をヒントにした答え。

は次回以降の記事で紹介をさせていただきます!
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

最新記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる