冬に青空なんてセンスないですね!

「冬のカレンダーに、青空の写真を使うなんてセンスないですね」
という発言を聞いて驚いたことがあります。
私は静岡で育ち、現在も静岡で暮らしています。
「冬」という言葉を聞いて連想する天気は「晴れ」です。
静岡の冬は快晴が多く、雨や曇りの日は多くありません。
そして、平野部では雪など降りません。
「雪は降るものではなく、見に行くもの」
という概念すらあります。
ですから、「冬」と聞いて連想する空は「青空」です。
先ほどの「センスないですね」と言ったのは、北陸出身の方。
冬になると自宅から外に出られなくなるほど雪が降るそうです。
当然「冬」と聞けば「雪」と「厚い雲」を連想します。
どちらが正しいのでしょうか?
どちらも正しいのです。
どちらかが間違っているわけではありません。
「冬」は青空であり、
「冬」は厚い雲なのです。
それぞれが何を連想するのかは、人によって違います。
しかし、
「自分が連想をしたものだけが正しい、他は間違っている」
と主張すると争いがおこります。
それよりも雪が降らない地域の人は、雪が降る地域を訪ねて、雪を体感し、
雪が降る地域の人は、冬の静岡を訪ねて、澄んだ空気の先にある雄大な富士山を眺めることができれば「自分だけが正しい」という争いを生み出すような発想にはならないはずです。
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