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冬に青空なんてセンスないですね!

600冬の富士山20220227





「冬のカレンダーに、青空の写真を使うなんてセンスないですね」


という発言を聞いて驚いたことがあります。


私は静岡で育ち、現在も静岡で暮らしています。


「冬」という言葉を聞いて連想する天気は「晴れ」です。


静岡の冬は快晴が多く、雨や曇りの日は多くありません。


そして、平野部では雪など降りません。


「雪は降るものではなく、見に行くもの」


という概念すらあります。


ですから、「冬」と聞いて連想する空は「青空」です。


先ほどの「センスないですね」と言ったのは、北陸出身の方。


冬になると自宅から外に出られなくなるほど雪が降るそうです。


当然「冬」と聞けば「雪」と「厚い雲」を連想します。




どちらが正しいのでしょうか?

どちらも正しいのです。

どちらかが間違っているわけではありません。



「冬」は青空であり、

「冬」は厚い雲なのです。

それぞれが何を連想するのかは、人によって違います。

しかし、

「自分が連想をしたものだけが正しい、他は間違っている」

と主張すると争いがおこります。



それよりも雪が降らない地域の人は、雪が降る地域を訪ねて、雪を体感し、


雪が降る地域の人は、冬の静岡を訪ねて、澄んだ空気の先にある雄大な富士山を眺めることができれば「自分だけが正しい」という争いを生み出すような発想にはならないはずです。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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