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「自分を苦しめる人すらありがたい」のですか?

毎週木曜日の朝臨済宗青年僧の会オンライン坐禅会を担当させていただいています。

オンライン坐禅会はzoomというアプリを使って行っており、

挨拶
坐禅
法話
読経

という順番で進めています。


この法話の原稿を時々ブログで紹介をしています。

先日は遺教経【ゆいきょうぎょう】というお経に出てくる「沙羅双樹の間において」という部分について話をさせていただきました。
※その法話の原稿はこちらです。(遺教経に学ぶ 【2-2】)



この話の中で、児童書「生きるってなに?死ぬってなに?」に登場する


「ありがとうを伝えきる」


という言葉を紹介しました。


600オンライン坐禅会 法話 遺教経シリーズ1 釈迦牟尼仏、初に法輪を転じて


話しをして、読経が終わり、挨拶をさせていただき、坐禅会を閉じようとしたときにメッセージが届いていることに気がつきました。


朝はあまりメッセージが届くことがないので、確認を怠りその場で返事をすることができませんでした・・・


そのメッセージは



「子どもは分からないから、自分を苦しめる人にもありがとうと、言わなきゃいけない・いうものだと思ってしまうのではないか」



と書かれていました。


恥ずかしながら私は「自分を苦しめる人にもありがとうと、言わなきゃいけない」ということを考えずに話をしていました。


もちろん、子供に「自分を苦しめる人にもありがとうと言いなさい」という話ではありません。


しかし、私が作ったパワーポイントの画面に書かれた「ありがとうを伝えきる」と文字はそのようにも読み取れるし、伝えるべきことを伝えることができなかった自分の未熟さを反省しています。




この

「ありがとうを伝えきる」

という言葉は、あくまでも

いつ自分の命が尽きるかは誰にもわからない。その時になって後悔しないように、伝えられるときに全てを伝えることが大切。

ということを表しています。

とても大切な言葉ですのでブログで補足をさせていただきました。



また、御指摘いただいた

「自分を苦しめる人にもありがとうと言う」

という考えはとても尊いものです。



大人と子供と言う区別・分別を離れた禅の考えでは、好きとか嫌い、損得、敵味方という区別すらない安らぎの心境があると説きます。

その心境に至るひとつの道に


「自分を苦しめる人すらありがたい」


というものがあります。


難しいことです。


私もままなりません。


しかし、こういう心境があると信じて、自分の心を調えていくことも大切です。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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