般若心経㉚ 菩提薩埵 【ぼだいさった】

般若心経㉚ 菩提薩埵 【ぼだいさった】
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先輩から学ぶことは多い。
大切なことを教えてくれた先輩に、なにか恩返ししたいと思うのは自然なことだと思う。
しかし、
「そんなのはいいからさ、次はお前が後輩になにかしてやってよ」
と言われた。
自分が先輩という立場になったとき、尊敬する先輩の立ち居振る舞いを思い出して同じことをしようとした。
私たちは学校で、会社で、地域で、様々な先輩に出会う。
道端にひっそりおられるお地蔵様も実は人生の大先輩。
お地蔵様のことを【地蔵菩薩(じぞうぼさつ)】とも言う。
菩薩とは【菩提薩埵(ぼだいさった)】の略。
菩提は「さとり」、薩埵は「人」を表す。
つまり、【菩提薩埵=さとりを求めて修行に励む人】
だから、お地蔵様は修行中の人。
私達も人生の修行中。
違うのは、お地蔵さまはほんとはもう修行終わってもいいよ、って言われてるくらい先を進んでいるんだけど、私たちのために身近な存在でいてくれているということ。
般若心経にも菩提薩埵【ぼだいさった】という言葉が出てくる。
菩提薩埵、という先輩も同じ道を通ってきているから安心してついておいて!
そう言ってくれているように。
お地蔵様は修行をしながら優しく微笑んでくれている。
その微笑みに癒されてお礼を言うと、
「そんなお礼なんかいいからさ、あなたが誰かのために微笑んで!」
そんな言葉が聞こえる気がする。
お地蔵さまの笑顔に癒されたら、次は私が誰かを笑顔にする番!
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