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葬儀は形にとらわれないことが大事!?

1996年に発行された「臨済宗在家葬儀」というものがあります。




600在家葬儀


臨済宗の葬儀についてまとめられた本のようなものです。


今一度、葬儀について学びたいと思って手にしたところ、「序文」に目がとまりました。


当時の臨済宗妙心寺派宗務総長様(本山のとっても偉い方)が書かれた序文の中に





葬送の儀式は、地域、伝統、習慣、生活様式等、さまざまな条件の違い、そして、都会と農山村とではまた異なる。故に定まった統一的な形のものはないのではないか。

~中略~

あえて申し上げれば、形にとらわれることなく、人間の生涯の最終の儀式は、宗教、宗派にかかわらず、粛々として行じられるべきではないかと思われる。



と書いてあるのです。



臨済宗の葬儀について書かれた本の最初に

「形にとらわれることなく・宗教、宗派にかかわらず」

という言葉が使われているのです。

「え!? 決まった形がないということ!?宗派すら関係ないの!?」

と、驚くかもしれません。

しかし、そうではありません。



これは、臨済宗を否定しているものでもありません。


地域、伝統、習慣、生活様式等、さまざまな条件の違いで、葬儀の形は変わってくるのです。

しかし、変わらないものあります。


それが、亡くなった故人への大切な想いです。


この大切な想いを形にしたのが葬儀です。


だからこそ、大切なのは”形”ではなく”心”なのです。


そのことを、「形にとらわれることなく・宗教、宗派にかかわらず」


という言葉で表現されているのです。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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