昔話 「姥捨て山」に学ぶ

みなさん「姥捨て山(うばすてやま)」という昔話を知っていますか?
東光寺(静岡市清水区横砂)では、地元の小学校の長期休暇に子供坐禅会(みんなの坐禅会)を行っています。
その際に、仏教に関係する話をさせてもらっています。
令和3年の冬休み(12月25日~31日)に開催した子供坐禅会では昔話の「姥捨て山」をテーマに話をしました。
これまでは「桃太郎」や「浦島太郎」などから学ぶことができる仏教の教えを紹介してきましたので、同じ流れで行こうと考えていました・・・・
まさか、初日にあんなことがあるなんて・・・・
6回に分けて姥捨て山の話をしようと考えていた初日、私に衝撃的な事実が知らされます。
私が
「これからみんなが知っている昔話の姥捨て山の話を紹介していきます。」
と言ったところ、参加者の反応が真っ二つに分かれたのです。
大人達は”うん、うん”とうなずくなど反応をしてくれました。
しかし、子供達の表情には明らかに「?」がいっぱい!!
私は慌てて
「姥捨て山の話を知っている人?」
と聞くと、子供は誰も手をあげませんでした。
なんと、話を聞いてほしい子供達の認知度が「0」だったのです!!
「実は、みんなが知っている姥捨て山の話は、お釈迦様が話して下さったことがもとになっているんだよ!」
などといった”つかみ”と言える豆知識は、ただの説明となってしまいました・・・・
一瞬、気持ちが折れかかりました。
しかし、姥捨て山はたくさんのことを私達に教えてくれています。
そのことを伝えたいと作成した仏教豆知識シールが以下の6枚です。






次回以降の記事で、どのような話をしたか紹介をさせていただきます。
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