坐禅とは 【花園Q&A】より

東光寺(静岡市清水区横砂)は臨済宗妙心寺派のお寺です。
臨済宗とは禅の教えを大切にする宗派であり、禅宗とも呼ばれています。
つまり、禅の教えを伝える場所でもあり、禅の教えを実践する場でもあります。
禅の実践と一言で言っても様々ありますが、有名なものは坐禅です。
しかし、残念ながら一般の方には
坐禅 = 痛い
坐禅 = がまん
坐禅 = 叩かれる
といった印象が強くあるようです。
では、本当に坐禅とは痛いことをただ我慢しながら叩かれるものなのでしょうか。
「お寺に来て痛いのを我慢しながら叩かれましょう!」
などと言われて喜んでお寺に来てくれるひとは多くは有りません・・・
そもそも、「痛い・我慢・叩く」が本当に坐禅を示す言葉なら、禅の教えは伝わってこなかったはずです。
では、なぜ長い年月、坐禅や禅の教えが伝わってきたのでしょうか。
その答えを東光寺の本山である妙心寺が発行した花園Q&Aという冊子の中に見つけました。
坐禅とは、身体と呼吸と心を調えて、自分の心を解放して、自由にすることであります。
わたくしたちは、平素さまざまな心のわずらいに支配されて 自分を見失いがちであります。 坐禅は、この意味で自分が本当の自分になる安らかで楽しい教えといえましょう。
「楽しい教え!!? 本当かよ!?」
と思うかもしれません。
この文章を坐禅に取り組んだことがなかったときの私が読んだら間違いなくそう思います。
しかし、少しだけですが坐禅を体験した今では、この「自分が本当の自分になる安らかで楽しい教え」という言葉を周囲の人に迷うことなく伝えられるようになりました。
お寺での坐禅、御自宅での坐禅、オンラインでの坐禅、通勤通学中の坐禅、いつでもどこでも坐禅はすることができます。
まだ、坐禅を体験していない方、もっと坐禅をしてみたい方がいらっしゃいましたら、ぜひ坐禅を体験してみてください。
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