ドラマ おいしい給食

“おいしい給食”というドラマを知っていますか?
令和元年(2019年)に放送されたドラマです。

その後、映画もされています。

そして現在(令和3年:2021年10月~12月)、season2が放送されています。
主演は市原隼人さん。
すばらしい作品です!!
本当にすばらしい作品ですので、まだご覧になっていない方はぜひご覧ください!!!!
私は少し前に、始めは何気なく見た第1話があまりに おもしろくて最初の作品(全10話)と映画をまとめて見ました。
その数か月後、season2が放送されるという情報を得て大興奮!
しかし、私がいる静岡では放送されないことを知り落胆・・・
しかし、しかし、静岡でもBS(衛星放送)で見ることができると知ってまた大興奮。
と、一喜一憂していました。
このドラマは
給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒・神野ゴウによる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディ。1980年代のある中学校を舞台に、甘利田と彼を取り巻く子供たち、大人たちのさまざまな人生模様が食欲をそそる給食バトルと共に紡がれていく。
というドラマです。(ホームページより)
このドラマの何がそんなにおもしろくてすばらしいのか。
それは主演の市原隼人さんの演技です。
給食を愛する中学校教師を見事に演じています。
圧巻は給食を食べるシーンです。
ドラマの中でも重要な場面である給食を食べるシーンは毎回登場します。しかも、かなり長時間。
その食事中、彼は一切しゃべりません(心の声はあります)。
一切しゃべりませんが、実に楽しそうに、そして真剣に食事をするのです。
思わず見入ってしまいます。
私がこのドラマを初めて見たのは、ちょうどコロナの影響で学校の給食が「黙食」になったと報道されている頃でした。
その際に、「黙食なんて子供がかわいそう」という意見も多く出ていました。
私はその声に対して違和感を覚えていました。
禅宗では食事も修行と捉え、食事の前にはお経をお唱えし、様々な作法にのっとり準備をして食事をします。もちろん食事中はしゃべりません。好き嫌いや、出されたものを残すなどと言うこともありません。食事が終わればお経をお唱えします。
私はこの食事を「かわいそう」とは思ったことがありません。
食事と真剣に向き合うことで自分が食事に生かされていることを実感することができるからです。
だかこそ、「黙食なんて子供がかわいそう」という言葉に疑問を感じると共に、黙って食事をすることの素晴らしを伝えることができていない自分の未熟さを恨んでいました。
しかし、黙食のすばらしさを伝えるのに「禅の修行では・・・」などという難しい言葉はいらなかったのです。
“おいしい給食”というドラマ・映画を見れば楽しく伝わるのです。
市原隼人さん演じる主人公が給食に真剣に向き合う姿勢に大切なことを感じるはずです。
その力がこのドラマにはあります。
繰り返しになりますが・・・・
まだ、見ていないという方がいらっしゃいましたら、ぜひご覧ください!!
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