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お坊さんの研修会 見取り図

昨日の記事で、「実はお坊さんの世界にも研修会があります。」と研修会の紹介をさせていただきました。
※記事はこちらです。


今回の研究会はオンラインとオフライン(対面)の2つを同時に行う方法で開催をしました。


私は勝手にこの方法をハイブリット方式と呼んでいます・・・





この記事では、そのハイブリット方式の研修会の開催方法を少しだけ紹介させていただきます。


今回は2日間の開催中に4つの講座がありましたが、それぞれの講座開催時の見取り図はこのようになっています。


600住職学 会場図 オンライン機器配置図1

600住職学 会場図 オンライン機器配置図2

600住職学 会場図 オンライン機器配置図3



基本的にはオンライン坐禅会と同様に、パソコン1台とインターネットに接続する環境があればハイブリット方式の研修会も開催が可能です。


しかし、せっかくなら参加してくださった皆様に多くのことを感じて欲しいという思いがあり、いくつかの機材を準備しました。


一番多くの機材を用いたのは2日目の第3講座と第4講座です。


このシステムを用いればその他の講座も実践が可能なので、第3講座で使った機材と仕組みについて備忘録として、ここに記しておきます。




使用した機材は



パソコン3台

スクリーン2枚

プロジェクター2台

カメラ

音響機器(会場備え付け)

インターネット接続用のポケットWi-Fi






です。



配信に使用したのはオンライン会議用のzoom(ズーム)というソフトです。


第3講座・第4講座は講師の先生がオンラインで登壇をされました。





機材の使い方ですが、

パソコン①は配信用に使いました。

パソコン①をzoomのホストに設定し、本堂の様子を映した映像や音声をオンライン上に発信し、オンライン上の講師や参加者の音を受け取り会場に流す役割を果たしました。



ですから、会場の音響システムはパソコン①と接続し、マイクで話した内容が会場内に聞こえると同時にオンライン上でも音が流れるようにしました。



残りの2台のパソコンはスクリーンに映像を映すために使用しました。

両方のパソコンとも、参加者として(ホストや共同ホストではなく)zoomに接続し、その映像をスクリーンにプロジェクターを使って投影したのです。



1台は講師の先生の映像を大きく映し、もう1台はオンライン上で参加している参加者を映しました。


こうすることによって、



会場での参加者は講師の先生だけでなく、各地から参加している参加者と一緒に講義を受けているように感じることができます。

また、各地からオンラインで参加している方は、講師だけでなく会場の様子も見ながら講義を受けることができました。




さらに、上記とは別の場所にいる事務局員にも協力をしてもらい、講師との講座前後の打ち合わせはzoomのブレイクアウトルームという機能を使って、講義をしていただくミーティングルームの中に小部屋を作り、この小部屋で行いました。


会場での講義の場合に控室があって、そこで打ち合わせをするのと同じ事がオンライン上でもできたのです。




「インターネットとかオンラインはやったことがないし、難しそう。」


と思われがちですが、


「始めて見たら意外と簡単だった」


という声もよく聞きます。



今回の研修会でも80歳以上の方から20歳代の方まで幅広い年齢層の方が参加してくださっていました。


どこかで、知っている方や知っている団体が「オンライン〇〇」というものを始めたときには参加してみていはいかがでしょうか。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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