香炉掃除と線香の灰

香炉【こうろ:焼香をしたりお線香を立てる道具】の中に線香の灰などがあるときには掃除をします。

当然、中から燃え残った抹香や線香が出てきますので外に出します。

掃除を終えると香炉の灰がきれいになります。
掃除を始める前は、線香の灰は色が違うので目立っていましたが、
掃除が終わると、もともとあった灰(灰色)と線香が燃え尽きた灰(白色)はいつの間にか一体となっています。
ふるいにかけられ、線香の灰は細かく砕かれ、周囲の灰と一体となるのです。
普段から「一体となる」という言葉を使うことがあります。香炉掃除をしていると
何かと「一体となりたい」と感じたとき、まずは自分自身を線香の灰のように細かく砕いていくことが大切なのかもしれないと感じます。