ミニトマトの水耕栽培と坐禅
ミニトマトの水耕栽培をしています。

かなり大きくなってきました。
大きくなる理由は「根っこ」です。
根っこは土の中よりも水の中の方がどんどん成長していきます。

根っこが大きくなれば、茎が伸び、葉が茂り、花が咲き、ミニトマトが実ります。

畑での栽培では根っこは見ることはできませんが、水耕栽培の場合はフタをめくれば根っこが丸見えです。
びっしりと生えた根っこを見ても、
「根っこのこの部分があるから、この葉っぱが茂っている」
「根っこのこの部分で吸収した水分が、このトマトの中に蓄えられている」
など、根っこを細かく分解して、それぞれの部分が、植物のどの部分に、どのくらい作用しているかは誰にもわかりません。
しかし、根っこがあるから茎が伸び、葉が茂り、花が咲き、ミニトマトが実っていることは間違いありません。
これは「坐禅の功徳」に似ているように感じます。
一般の方と話をしているときに私が禅宗の僧侶だとわかると、
「坐禅をすると何か良いことはありますか?」
と聞かれることがあります。
質問をした方には申し訳ないのですが
「目的や功徳を求めないのが坐禅です。むしろ、そういった思いを捨てることが大切です。」
と答えます。
ついつい
坐禅をすると集中力が身につく
坐禅をすると賢くなる
坐禅をすると勉強ができるようになる
坐禅をするとすっきりする
などと考えてしまいがちです。
しかし、ミニトマトの根っこのどの部分が、どこに作用しているか分からないように、直接的に「良いことがある、功徳がある」とは言えません。
では、坐禅とは何かと問われれば、ミニトマトを例とするならば「根っこを伸ばすこと」だと私は考えています。
直接的には効果は説明できませんが、根っこが広く伸びた先に、緑を茂らせ実をつけているミニトマトを見ているとこれからも坐禅を続けていこうと思えます。

かなり大きくなってきました。
大きくなる理由は「根っこ」です。
根っこは土の中よりも水の中の方がどんどん成長していきます。

根っこが大きくなれば、茎が伸び、葉が茂り、花が咲き、ミニトマトが実ります。

畑での栽培では根っこは見ることはできませんが、水耕栽培の場合はフタをめくれば根っこが丸見えです。
びっしりと生えた根っこを見ても、
「根っこのこの部分があるから、この葉っぱが茂っている」
「根っこのこの部分で吸収した水分が、このトマトの中に蓄えられている」
など、根っこを細かく分解して、それぞれの部分が、植物のどの部分に、どのくらい作用しているかは誰にもわかりません。
しかし、根っこがあるから茎が伸び、葉が茂り、花が咲き、ミニトマトが実っていることは間違いありません。
これは「坐禅の功徳」に似ているように感じます。
一般の方と話をしているときに私が禅宗の僧侶だとわかると、
「坐禅をすると何か良いことはありますか?」
と聞かれることがあります。
質問をした方には申し訳ないのですが
「目的や功徳を求めないのが坐禅です。むしろ、そういった思いを捨てることが大切です。」
と答えます。
ついつい
坐禅をすると集中力が身につく
坐禅をすると賢くなる
坐禅をすると勉強ができるようになる
坐禅をするとすっきりする
などと考えてしまいがちです。
しかし、ミニトマトの根っこのどの部分が、どこに作用しているか分からないように、直接的に「良いことがある、功徳がある」とは言えません。
では、坐禅とは何かと問われれば、ミニトマトを例とするならば「根っこを伸ばすこと」だと私は考えています。
直接的には効果は説明できませんが、根っこが広く伸びた先に、緑を茂らせ実をつけているミニトマトを見ているとこれからも坐禅を続けていこうと思えます。
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