仏の種は確かにある!!

娘が小学校でトウモロコシの種をもらってきて育てています。
最近、プランターの中に小さな芽が出ていることに気がつきました。

ミニトマトの芽が出たのです。
真相は分かりませんが、数年前にミニトマトを育てたときに、実が落ちて種が残っていたのかもしれません。
しかし、種だけでは芽は出ません。
水、温度、光、様々な要因が重なって発芽したのです。
私はこの小さな芽に大切なものを教えてもらった気がします。
仏性 【ぶっしょう】について仏教聖典には次のように書かれています。
〝仏になる種子〟 といったもので、 あらゆる存在にこれを認めるところに仏教の特徴がある。〝覚りに達する潜在力 ・ 可能性〟 といってもよい。
又、 〝仏心〟といってもよいが、 〝一切衆生悉有仏性〟という句にも表われているように、すべての存在に、差別しないでこの仏性を認めたところに、 仏教の平等説の立場が見られる。 この内在する仏性を外に現わしたものを 〝仏〟 とよぶ
誰もが〝仏になる種子〟を持っています。
しかし、発芽するタイミングは人それぞれです。
ミニトマトの種も数年前に落ちて、土の中で眠っていたのでしょう。
そして、様々な要因が重なって発芽することができました。
私達の中にある〝仏になる種子〟も発芽を待っている状態かもしれません。
どうしても自分の中に〝仏になる種子〟とも言われる仏の心があることを信じることは難しいかもしれません。
しかし、数年の眠りから覚めてミニトマトが発芽する姿を見ると、自分の中にも発芽していない〝仏になる種子〟があるのかもしれないと思えます。