自分で行う坐禅と 誰かと坐る坐禅会の違いについて
「坐禅って一人でもできるじゃん!なんで坐禅会に参加する必要があるの!?」
坐禅会に参加しながらも、このような疑問を感じたことがある方もいるのではないでしょうか。
私も、そう考えていたことがあります。

臨済宗青年僧の会でオンライン坐禅会を開催するようになって1年以上が経ちました。
多くの方に参加をいただいているオンライン坐禅会ですが、私もこの1年間で多くの坐禅会を開催するだけでなく、それ以上に多くの坐禅会に参加させていただきました。
考えてみると、これまで他のお寺の坐禅会に参加すると言うことはほとんどありませんので、自分以外の方が主催する坐禅会に参加することで興味深いことをいくつも発見できて楽しかったです。
その中の1つが、坐る時間の感じ方です。
一人で坐っているときには、時間に縛られることはありません。
自分が坐っていたいだけ坐っていることもできますし、集中力が途切れてしまえば、その瞬間に坐ることをやめることもできます。
ですから、坐禅を「長いなぁ」、「短いなぁ」と感じることすらありません。
しかし、坐禅会に参加すると、集中して坐っている最中に坐禅終了の合図が聞こえて坐禅を止めなくてはいけなかったり、逆に足がしびれて集中できないのに終わりの合図が聞こえてこないため坐り続けなくてはいけなかったりします。
私の場合は後者の場合がほとんどです・・・
「まだ終わらないかなぁ」
と考えてしまうことは珍しいことではありません・・・
しかし、その時に
「坐禅会に参加して良かった」
と思うようにしています。
坐禅の時間が長いと感じるのは、自分の中にある標準時間を基準にして、坐禅時間を長いか短いかに分けてしまっているからであり、時間の流れ方は坐禅会に参加している皆様と同じです。
私が「長いなぁ」と感じているときに周囲には黙々と坐っている方がいると、「あ、自分の中の時間軸でこの坐禅会を判断していた」と気づかせてくれます。
私は自分に甘い性格なので、一人で坐っているときに集中力が途切れれば「や~めた!」と思ってしまいます。
しかし、坐禅会に参加しているときにはそうはいきません。
「まだ終わらないかなぁ」
と感じながらも坐っている時間こそが、「自分の中の時間軸」という“自我”を捨てている時間だと感じます。
もちろん、禅宗の僧侶がこのような甘い考えではいけないのですが・・・
坐禅会に参加できる条件が調えば、
「まだ終わらないかなぁ」と感じたときに周囲の方に助けていただける坐禅会に参加していきたいと考えています・・・
坐禅会に参加しながらも、このような疑問を感じたことがある方もいるのではないでしょうか。
私も、そう考えていたことがあります。

臨済宗青年僧の会でオンライン坐禅会を開催するようになって1年以上が経ちました。
多くの方に参加をいただいているオンライン坐禅会ですが、私もこの1年間で多くの坐禅会を開催するだけでなく、それ以上に多くの坐禅会に参加させていただきました。
考えてみると、これまで他のお寺の坐禅会に参加すると言うことはほとんどありませんので、自分以外の方が主催する坐禅会に参加することで興味深いことをいくつも発見できて楽しかったです。
その中の1つが、坐る時間の感じ方です。
一人で坐っているときには、時間に縛られることはありません。
自分が坐っていたいだけ坐っていることもできますし、集中力が途切れてしまえば、その瞬間に坐ることをやめることもできます。
ですから、坐禅を「長いなぁ」、「短いなぁ」と感じることすらありません。
しかし、坐禅会に参加すると、集中して坐っている最中に坐禅終了の合図が聞こえて坐禅を止めなくてはいけなかったり、逆に足がしびれて集中できないのに終わりの合図が聞こえてこないため坐り続けなくてはいけなかったりします。
私の場合は後者の場合がほとんどです・・・
「まだ終わらないかなぁ」
と考えてしまうことは珍しいことではありません・・・
しかし、その時に
「坐禅会に参加して良かった」
と思うようにしています。
坐禅の時間が長いと感じるのは、自分の中にある標準時間を基準にして、坐禅時間を長いか短いかに分けてしまっているからであり、時間の流れ方は坐禅会に参加している皆様と同じです。
私が「長いなぁ」と感じているときに周囲には黙々と坐っている方がいると、「あ、自分の中の時間軸でこの坐禅会を判断していた」と気づかせてくれます。
私は自分に甘い性格なので、一人で坐っているときに集中力が途切れれば「や~めた!」と思ってしまいます。
しかし、坐禅会に参加しているときにはそうはいきません。
「まだ終わらないかなぁ」
と感じながらも坐っている時間こそが、「自分の中の時間軸」という“自我”を捨てている時間だと感じます。
もちろん、禅宗の僧侶がこのような甘い考えではいけないのですが・・・
坐禅会に参加できる条件が調えば、
「まだ終わらないかなぁ」と感じたときに周囲の方に助けていただける坐禅会に参加していきたいと考えています・・・
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