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オンライン坐禅会 法話原稿 【夫婦は信仰を同じくせよ】

多くの結婚を希望する男女に手を差し伸べ、結婚へと導いた方に、


「どうしたら、そんなに多くの方を結婚へと導くことができるのですか?」


と聞いたことがあります。


その時に、教えてもらったのは



私は結婚を希望する人に

「結婚相手にしてあげたいことは何ですか。」

と質問をします。この質問にたくさん答えた人はすぐに結婚をします。





という言葉でした。


この言葉はとても印象に残っています。


結婚を考えたとき、よく聞かれるのは「相手の条件」ではないでしょか。


優しさ、金銭面、見た目、兄弟の有無、両親の状態などなど・・・


出し始めたらキリがありません。


この方は、「相手に何をしたいのか」と聞くことで結婚とは何かを今一度考えるきっかけを作っているのだと感じました。


ですから、この方の意図を感じることができる人は結婚までの道のりが遠くなくなるのではないでしょうか。




600こまめ 2つの道が1つになる カラー


仏教聖典に


夫婦は信仰を同じくせよ というお話があります。


夫婦の鏡とほめたたえられたある老夫婦がお釈迦様に

「後の世にも夫婦でいたいが、どうしたら良いか?」

と質問をした。

お釈迦様は

「二人とも信仰を同じにし、同じように心を養い、施しをし、智慧を同じくすれば後の世でも一つの心で生きることができる」

と答えた。





というお話です。



この話は結婚や夫婦円満のコツを伝える話でしょうか。


もちろん、そういった部分もあります。


しかし、それだけではないように私は感じています。


私はこの


「二人とも信仰を同じにし、同じように心を養い、施しをし、智慧を同じくすれば後の世でも一つの心で生きることができる」


という文章に出てくる「二人」は、「自分と仏」とも読み取ることができると思います。


そして、文章の順番を変化させることで


「二人が一つの心で生きるためには、心を養い、施しをし、智慧を持つことが大切だ」


と読み取ることができます。



私達はついつい、自分と仏を分けて考えてしまいます。


しかし、仏は自分自身であり、分別して分けることができないと仏教では説いています。


そのことを”夫婦”に例えているように感じのです。


”二人が一つの心で生きる” とは ”仏と一体となって生きていく”ことです。


仏と一体になって生きていくために


心を養い、施しをする。


”心を養い”は心を調えることです。


今、坐禅をした、まさに皆様の心です。


そして、調った心で見返りを求めずに誰かの為に自分にできることをする”施し”をすることが大切なのです。




相手に何をしてあげたいかを考えることで、結婚への道が開けるのと同じように、


誰かの為に見返りを求めない調った心で何かをすることが、仏の心で生きていく道なのかもしれません。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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