ドップラー効果と坐禅
中学校の理科の授業でドップラー効果という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。
救急車などがサイレンを鳴らしながら走っていたときに、その音を聞いている人にとっては、救急車が近づいてくるときは音が高く聞こえ、遠ざかるときは低く聞こえるという現象を説明したものがドップラー効果です。
少し難しい言い方をすると
音源や観測者が動いている場合、実際の音と異なる音が観測される現象
と説明することができます。

子供坐禅会を開催すると、しっかりと動かずに坐禅に集中できる小さい子供がいて驚かされることが多くあります。
同時に落ち着きなくグラグラと動き続ける子供もいます。私もその一人でした。
グラグラ動いてしまってはいけないので
「坐禅中は動いていけないよ」
と注意をすると、ときどき
「なんで?」
と聞かれます。そんな時に私はドップラー効果のことを思い出しながら話をするようにしています。
そんなことを頭の中に置きながら、「なんで?」という質問に対して答えています。
救急車などがサイレンを鳴らしながら走っていたときに、その音を聞いている人にとっては、救急車が近づいてくるときは音が高く聞こえ、遠ざかるときは低く聞こえるという現象を説明したものがドップラー効果です。
少し難しい言い方をすると
音源や観測者が動いている場合、実際の音と異なる音が観測される現象
と説明することができます。

子供坐禅会を開催すると、しっかりと動かずに坐禅に集中できる小さい子供がいて驚かされることが多くあります。
同時に落ち着きなくグラグラと動き続ける子供もいます。私もその一人でした。
グラグラ動いてしまってはいけないので
「坐禅中は動いていけないよ」
と注意をすると、ときどき
「なんで?」
と聞かれます。そんな時に私はドップラー効果のことを思い出しながら話をするようにしています。
禅では「ありのままに見る」ことの大切さを説きます。
好き嫌いや損得で自分の都合で真実を曲げて見たいように世界を見るのではなく鏡のようにありのままに全てを映すことが大切なのだと説くのです。
そして、身体と呼吸を調え、調った心でありのままに見るのが坐禅なのです。
そんな「観測者」とも言える自分自身が動いてしまったら「ありのままに見る」ことはできるでしょうか。
心にもドップラー効果があるならば、残念ながらできません。
だからこそ、観測者の身体が動かいことは「ありのままに見る」ための第1歩となるのです。
そんなことを頭の中に置きながら、「なんで?」という質問に対して答えています。
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