fc2ブログ

オンライン坐禅会を開催するための方法 【その8】

オンライン坐禅会を開催するための方法

【その8】 なくても良いけど あった方が良いもの





臨済宗青年僧の会で開催しているオンライン坐禅会に私も微力ながらお手伝いをさせていただいています。
※臨済宗青年僧の会のホームページ(オンライン坐禅会)について詳しくはこちらをご覧ください。


先日のブログの記事で、簡単にオンライン坐禅会とお寺の坐禅会を同時に開催したときの”見取り図”を紹介させていただきましたが、その方法にいたるまでに私が実際に試してみたことを備忘録として、紹介させていただきます。
※ 記事(お寺での坐禅会とオンライン坐禅会の融合)





これまでの記事で

『初めてのオンライン坐禅会で感じた「距離」』
『スマートフォンのWebカメラとして活用』
『スマートフォンのWebカメラとして活用 その2』
『新しい機械で、古い機械を有効活用する方法』
『USB接続のウェブカメラとビデオカメラの比較』
『そもそもなぜ映像のきれいさを求めるのか』
『オンライン坐禅会の照明について』

と題してオンライン坐禅会を開催した際の機器の配置などをを紹介しました。
※題名をクリックすると各記事をご覧いただけます。




今回は「無くても問題はないけれど、あったら便利なもの」を紹介します。



無くても問題はないけれど、あったら便利なもの。その一つ目は客観的に自分を見ることができる道具です。




その1つが、情報発信用のパソコンとは別の、受信するためのタブレット端末や携帯電話です。



私はAmazonが販売しているタブレット(fire)を使っていたので、これを受信用の端末として使用しています。


先日紹介してもらった新聞にも、このタブレット端末が映っています。



600オンライン坐禅会中日新聞202103213


※写真用に角度は変わっています!




なぜ、このような端末を使うようになったのか。




オンライン坐禅会を開催したときに


「映像がカクカクしてるよ!」


と指摘されたのがきっかけです。


指摘されたのはお経を唱えるときです。


坐禅が終了し、お経をお唱えする際にオンライン坐禅会ではお寺での坐禅会と異なり参加者に経本を配ることができません。そこで、お経を”画面共有”という機能を使って掲示します。


しかし、右手で木魚、左手で鳴らし物を叩いていると不器用な私では画面共有のための操作が難しくなります。


・・・手がもう1本あれば問題にはならないのですが、そうもいきません。


ですから、








このようにお経が流れる動画を作成して、私のパソコンで再生したものを参加者に見てもらえるようにしたのです。


私の使っているパソコン上では、私が考えた通りにお経が滑らかに流れていきました。


その画面を見ながら意気揚々とお経を唱えて気持ち良くなっているところに、冒頭の「映像がカクカクしてるよ!」という声が突き刺さったのです。


私が見えているパソコンの画面と、参加者が見ている画面に違いがあったのです。


そこで使ったのがタブレットです。


別のアカウントでオンライン坐禅会に参加することで、タブレット端末には参加者が見ているのと同じ映像を確認することができるようになったのです。


もちろん、各参加者の使っている端末やインターネット回線によって見えている映像に違いはありますが、どのような映像が参加者に届いているのかを確認することができるようになったので、資料の提示方法など改善点を自分で客観的に見つけることなどができるようになりました。



一参加者にもなることができるタブレット端末はオンライン坐禅会を開催するさいに無くても問題はありませんが、自分の姿を正しく見ることができない未熟な私にはあった方が良いものであることは間違いありません。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

最新記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる