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オンライン坐禅会を開催するための方法 【その4】

オンライン坐禅会を開催するための方法

【その4】 新しい機械で、古い機械を有効活用する方法





臨済宗青年僧の会で開催しているオンライン坐禅会に私も微力ながらお手伝いをさせていただいています。
※臨済宗青年僧の会のホームページ(オンライン坐禅会)について詳しくはこちらをご覧ください。


先日のブログの記事で、簡単にオンライン坐禅会とお寺の坐禅会を同時に開催したときの”見取り図”を紹介させていただきましたが、その方法にいたるまでに私が実際に試してみたことを備忘録として、紹介させていただきます。
※ 記事(お寺での坐禅会とオンライン坐禅会の融合)





これまでの記事で

『初めてのオンライン坐禅会で感じた「距離」』
『スマートフォンのWebカメラとして活用』
『スマートフォンのWebカメラとして活用 その2』

と題してオンライン坐禅会を開催した際の機器の配置を紹介しました。
※題名をクリックすると各記事をご覧いただけます。




前回までの記事でスマートフォンをWebカメラとして活用したときの様子を紹介しました。


今回は、新しい機械を導入したときの様子を紹介します。


前回紹介したスマートフォンとパソコンの2台をそれぞれzoom(オンライン坐禅会で使用しているシステム)に接続する方法は、新たに機材を買い足すことなく、これまでに所有している限られた機材でオンライン坐禅会を開催するのならばこの方法が一番良いと感じました。


しかし、改善点がないわけではありません。


その中でも気になるのがzoomではスマートフォンで配信を行おうとすると、どうしても細かな設定が難しいことです。


ですから、操作性を失わずに映像の劣化を防止するには、映像をパソコンに取り込まなくてはいけません。



そこで、新しい機械の登場です。



600キャプチャーボード




それが、カメラなどの映像をパソコンに取り込むためのキャプチャーボードです。


キャプチャーボードを使用することで、これまでパソコンとつなぐことができなかった機器を使用することができるようになります。


私は6,000円ほどのキャプチャーボードを購入し、妻が持っていた約10年前のビデオカメラを次の図のようにパソコンに接続しました。




600オンライン坐禅会 会場図4




スマートフォンをwebカメラとして使用していた


600オンライン坐禅会 会場図スマホとパソコン



この状態と大きな違いはありません。


スマートフォンがビデオカメラになっただけと感じる方もいるかもしれません。


しかし、10年前のビデオカメラと言えども、やはり映像を映すことを専門として作られた機械の映像は美しく、さらにズームや明るさの調整などもお手の物です。


この映像を参加者にお届けすることができるので、スマートフォンを使用するよりも優れていると感じます。


しかも、スマートフォンはカメラの代わりになると言ってもスマートフォンです。


電話機です。


電話が鳴ったり、様々な通知がカメラとして使用している最中にも鳴ってしまうことがあります。


もちろん、設定をしてからオンライン坐禅会などの配信を行えば問題はありませんが、ビデオカメラとキャプチャーボードを使用すれば、そんな設定のことなども考えなくてすみます。





今回の紹介した機器でオンライン坐禅会についてまとめ


良い点

・接続する機器が小さいので、配線などに手間取ることはなく設置や片付けが容易

・ビデオカメラの位置は調整することで簡単に全身(坐禅をしている姿)を写すことができる。

・パソコンは自分の近くに置くことで操作がしやすく、画面も見やすいため大きなモニターが必要ない

・ビデオカメラを使用するためパソコンを地面に置いても問題ない上に、参加者にはパソコンを見えないように調節することができる。

・ズームなどのビデオカメラの機能を活用することができる。



欠点

・新たな機会(キャプチャーボード本体とHDMIケーブル)が必要






【まとめ】
ビデオカメラとキャプチャーボードを使用した方法で実際にオンライン坐禅会を開催したときに、


パソコンの操作性を保ちながら、きれいな映像がお届けできるこの方法はとってもよい!!
新たな機材を必要だがオンライン坐禅会を開催するのならばこの方法が一番良いのではないか!



と、感じました。私も実際に何度もこの方法でオンライン坐禅会を開催しましたが、以前の方法(スマートフォンをwebカメラとして使用する方法)に戻ることはないと思います。



しかし、「これが完璧な方法でこれ以上の方法が絶対にない!!」とは言い切れないので、これからも様々な方法を試していきたいと思います。

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No title

このシリーズ、分かりやすい説明で、大変勉強になりました!

コメントありがとうございます。

ありがとうございます。

もっと写真などを多く使いながら説明ができたらと考えています。

またお時間あるときに御覧いただければ幸いです!
人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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