オンライン坐禅会を開催するための方法 【その2】
オンライン坐禅会を開催するための方法
【その2】 スマートフォンのカメラをWebカメラとして活用
臨済宗青年僧の会で開催しているオンライン坐禅会に私も微力ながらお手伝いをさせていただいています。
※臨済宗青年僧の会のホームページ(オンライン坐禅会)について詳しくはこちらをご覧ください。
先日のブログの記事で、簡単にオンライン坐禅会とお寺の坐禅会を同時に開催したときの”見取り図”を紹介させていただきましたが、その方法にいたるまでに私が実際に試してみたことを備忘録として、紹介させていただきます。
※ 記事(お寺での坐禅会とオンライン坐禅会の融合)
前回の記事で 『初めてのオンライン坐禅会で感じた「距離」』と題してオンライン坐禅会を開催した際の機器の配置を紹介しました。
※記事はこちらです
その際に大きなモニターとして古いテレビを使用することで、
・全身(坐禅をしている姿)を写す
・パソコンの操作を動かずに行う
・参加者の様子を確認することができる
という良さがありましが・・・
常設なら良いかもしれないが、本堂にパソコンやモニターを常設することはできないので、年に1回くらいの開催なら準備や片付けが面倒でもよいが、定期的に開催をし、そのたびに準備と片付けをすることはめんどくさい!
と感じてしまいました。
そこで、
・設置や片付けが容易
・全身(坐禅をしている姿)を写す
・パソコンの操作を動かずに行う
これらの条件を同時に満たす方法を考えました。

このような形にしました。
ご覧の通り
スマートフォンを使用するのが特徴です。
スマートフォンをパソコンとつなぐことで、パソコンのカメラの役割をスマートフォンのカメラが行うのです。
【スマートフォンを使用した理由】
スマートフォンに内蔵されているカメラはパソコンに内蔵しているカメラよりも高性能なため、スマートフォンをカメラとして使用しました。
また、スマートフォンのカメラを使用することで、カメラの位置を自由に調整することができるようになりました。
しかし、スマートフォンとパソコンを接続するだけではカメラとして使用することはできません。
様々なアプリがありますが、「スマホ アプリ webカメラ」と検索をすると探すことができます。
私は「DroidCam(ドロイドカム)」というアプリを使用しスマートフォンのカメラに映る映像をパソコンで使用できるようにしました。
今回の紹介した機器でオンライン坐禅会についてまとめ
良い点
・接続する機器が小さい上に少ないので、配線などに手間取ることはなく設置や片付けが容易
・スマートフォンの位置は調整することで簡単に全身(坐禅をしている姿)を写すことができる。
・パソコンは自分の近くに置くことで操作がしやすく、画面も見やすいため大きなモニターが必要ない
・スマートフォンのカメラを使用するためパソコンを地面に置いても問題ない上に、参加者にはパソコンを見えないように調節することができる。
欠点
・アプリの都合上、スマートフォンのカメラの機能を全て使えるわけではなく、映像の劣化がある。
・Wi-Fi(無線)でスマートフォンとパソコンをつないだ場合、接続が突然切れる可能性がある。
・USBケーブルで接続すると安定するが、少し初期設定に手間がかかる。
スマートフォンのWebカメラとして活用し実際にオンライン坐禅会を開催したときに、
映像の劣化は残念だが、毎回、準備をしたり片付けをしたりするならば、このやり方はとても良い方法だ!
と、感じました。私は実際にこの方法で何度もオンライン坐禅会を開催しましたが、大きな不満はありませんでした。
しかし、まったく改善点がないわけではありません。
映像の劣化など、まだ改善点があると感じたので、もう一度オンライン坐禅会を開催するときには別の方法を試してみました。
次回の記事では、その時に試した「スマートフォンだけだけど だけじゃない!」を紹介します。
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