オンライン坐禅会を開催するための方法 【その1】
オンライン坐禅会を開催するための方法
【その1】 初めてのオンライン坐禅会で感じた「距離」
私が初めてオンライン坐禅会を開催した時は

このような形で準備をしました。

なぜこのような準備をしたのか。それは
・自分の全身をカメラに映したい
・参加者の様子を把握したい
と考えたからです。
【モニターを利用した理由】
「オンライン坐禅会の開催方法!?」
「そんなもん、スマホかパソコンがあれば十分だろ!!」
と思う方もいらっしゃるかと思います。もちろん「オンライン会議」でしたら、パソコンやスマートフォンで対応が可能です。
実際に臨済宗青年僧の会の定例会はオンラインで行われていますが、参加者全員がパソコンかスマホのみを使用して参加しています。
しかし、オンライン坐禅会とオンライン会議には決定的な違いがあります。
それが距離です。
距離と言っても参加者同士の距離ではありません。
オンラインという道具は参加者同士の距離を限りなく小さくする便利なものです。
しかし、オンライン坐禅をしたときに感じる「距離」はパソコンやスマートフォンと自分自身の距離です。
一般的なオンライン会議では顔だけが映ればよいのですが、オンライン坐禅の場合は顔だけでなく全身(坐禅をしている姿)を映したくなります。
すると、パソコンに内蔵されているカメラを使おうと考えるとパソコンから離れなくてはいけません。
もちろんパソコンから離れるだけでも十分、オンライン坐禅会を開催することができます。
しかし、パソコンから離れたときに問題が発生します。
パソコンに触れなくなること、
そして、
画面が遠くなるので参加者の様子が見えにくくなってしまうのです。
「目が良い人」、「相手の様子が分からなくても大丈夫、配信に集中する!」という方の場合は、モニターは必要ありません。
私はたまたま使っていないテレビがあったのでそれをパソコンの隣に置いてパソコンの画面をモニターに映すことができました。
これによって離れた場所でもマウスのポインターを確認しやすくなるなどパソコンの操作が容易になった上に、参加者の様子を確認することができて姿勢についての質疑応答に応えやすくなりました。
【長机を使用した理由】
自分が坐禅をするのでパソコンなども同じ高さに置けば作業がしやすくなるかもしれませんが、私はパソコンを机の上に置きました。
これはカメラの位置を高くしたかったからです。
パソコン(カメラ)が地面に置いてあると、坐っている姿やこちらの表情が伝わりにくくなるのでカメラを高くするために机を出しました。
今回の紹介した機器でオンライン坐禅会についてまとめ
良い点
・モニターを使うことで、操作や参加者との質疑応答がしやすい
・接続する機器が少ないので、配線などに手間取ることは少ない
欠点
・本堂など常にモニターを設置できない場所では準備や片付けが面倒
・パソコンに内蔵されているカメラは遠くにいる人を撮影することを想定していないので画素数が低く美しい映像が届けられない
・パソコンに物理的に触れる(キーボード操作など)ために立ち上がらなければならない
初めての開催で機器的な部分で印象に残ったことは
常設なら良いかもしれないが、本堂にパソコンやモニターを常設することはできないので、年に1回くらいの開催なら準備や片付けが面倒でもよいが、定期的に開催をし、そのたびに準備と片付けをすることはめんどくさい!
ということでした。
まだまだ改善点があると感じたので、もう一度オンライン坐禅会を開催するときには別の方法を試してみました。
次回の記事では、その時に試した「モニターを使わない方法」を紹介します。
【その1】 初めてのオンライン坐禅会で感じた「距離」
臨済宗青年僧の会で開催しているオンライン坐禅会に私も微力ながらお手伝いをさせていただいています。
※臨済宗青年僧の会のホームページ(オンライン坐禅会)について詳しくはこちらをご覧ください。
先日のブログの記事で、簡単にオンライン坐禅会とお寺の坐禅会を同時に開催したときの”見取り図”を紹介させていただきましたが、その方法にいたるまでに私が実際に試してみたことを備忘録として、紹介させていただきます。
※ 記事(お寺での坐禅会とオンライン坐禅会の融合)
私が初めてオンライン坐禅会を開催した時は

このような形で準備をしました。

なぜこのような準備をしたのか。それは
・自分の全身をカメラに映したい
・参加者の様子を把握したい
と考えたからです。
【モニターを利用した理由】
「オンライン坐禅会の開催方法!?」
「そんなもん、スマホかパソコンがあれば十分だろ!!」
と思う方もいらっしゃるかと思います。もちろん「オンライン会議」でしたら、パソコンやスマートフォンで対応が可能です。
実際に臨済宗青年僧の会の定例会はオンラインで行われていますが、参加者全員がパソコンかスマホのみを使用して参加しています。
しかし、オンライン坐禅会とオンライン会議には決定的な違いがあります。
それが距離です。
距離と言っても参加者同士の距離ではありません。
オンラインという道具は参加者同士の距離を限りなく小さくする便利なものです。
しかし、オンライン坐禅をしたときに感じる「距離」はパソコンやスマートフォンと自分自身の距離です。
一般的なオンライン会議では顔だけが映ればよいのですが、オンライン坐禅の場合は顔だけでなく全身(坐禅をしている姿)を映したくなります。
すると、パソコンに内蔵されているカメラを使おうと考えるとパソコンから離れなくてはいけません。
もちろんパソコンから離れるだけでも十分、オンライン坐禅会を開催することができます。
しかし、パソコンから離れたときに問題が発生します。
パソコンに触れなくなること、
そして、
画面が遠くなるので参加者の様子が見えにくくなってしまうのです。
「目が良い人」、「相手の様子が分からなくても大丈夫、配信に集中する!」という方の場合は、モニターは必要ありません。
私はたまたま使っていないテレビがあったのでそれをパソコンの隣に置いてパソコンの画面をモニターに映すことができました。
これによって離れた場所でもマウスのポインターを確認しやすくなるなどパソコンの操作が容易になった上に、参加者の様子を確認することができて姿勢についての質疑応答に応えやすくなりました。
【長机を使用した理由】
自分が坐禅をするのでパソコンなども同じ高さに置けば作業がしやすくなるかもしれませんが、私はパソコンを机の上に置きました。
これはカメラの位置を高くしたかったからです。
パソコン(カメラ)が地面に置いてあると、坐っている姿やこちらの表情が伝わりにくくなるのでカメラを高くするために机を出しました。
今回の紹介した機器でオンライン坐禅会についてまとめ
良い点
・モニターを使うことで、操作や参加者との質疑応答がしやすい
・接続する機器が少ないので、配線などに手間取ることは少ない
欠点
・本堂など常にモニターを設置できない場所では準備や片付けが面倒
・パソコンに内蔵されているカメラは遠くにいる人を撮影することを想定していないので画素数が低く美しい映像が届けられない
・パソコンに物理的に触れる(キーボード操作など)ために立ち上がらなければならない
初めての開催で機器的な部分で印象に残ったことは
常設なら良いかもしれないが、本堂にパソコンやモニターを常設することはできないので、年に1回くらいの開催なら準備や片付けが面倒でもよいが、定期的に開催をし、そのたびに準備と片付けをすることはめんどくさい!
ということでした。
まだまだ改善点があると感じたので、もう一度オンライン坐禅会を開催するときには別の方法を試してみました。
次回の記事では、その時に試した「モニターを使わない方法」を紹介します。
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