法話の作り方・アンテナの張り方

「来週は“ 〇〇〇”という禅の言葉について話をします。私はこれから一週間この言葉についてアンテナを張りながら例話を考えます。」
とても分かりやすく伝わる法話(仏教の話)をされる和尚様がある日の法話のの最後におっしゃいました。
この言葉を聞いて、このような話しの作り方があったのだと衝撃を受けました。
私は法話を作るときには起承転結【きしょうてんけつ】を大切にするように教わりました。
起:どのような話をするのか伝える
承:語句の説明
転:例え話など
結:まとめ
15分の話しをするのであれば
起:1~2分
承:2~3分
転:約8分
結:2~3分
と時間配分も教えていただき、今でも実践しています。
そして、話すことや課題が決まったら全体の流れや起承転結の内容を考えました。
特に頭を悩ますのは「承」例話の部分です。
これまでは、どんな例話が良いのか過去の自分の体験などから考えていました。
しかし「これから一週間この言葉についてアンテナを張りながら例話を考えます。」という方法には気がついていませんでした。
このような考え方をするからこと、より身近な例話や言葉を使われているのだと分かりました。
私もこれからは課題をいただいてから、その課題と共に生活をするという方法があることを忘れないようにしたいと思います。
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