コロナとの1年間

私が初めてこのブログで「コロナ」という言葉を使ってから1年が経とうとしています。
多くのことが例年通りとはいきませんでした。
しかし、この1年間で「中止」になった行事は多くありませんでした。
完全に中止にした行事は小学生が1日をかけてお寺を体験する夏休みの寺子屋体験だけでした。
その他のお施餓鬼や大般若・棚経・地蔵尊供養・観音供養などの行事は規模を縮小するなどしましたが、お参りをすることができています。
坐禅会も一時中止としましたが、同時にオンラインでの開催をすることができました。
写経会も多くの人に集まっていただいての開催を取りやめたときもありましたが再会できています。開催を取りやめたときも御自宅で写経をされた方も珍しくありません。
新型コロナウイルスが感染拡大を始めたころに「不要不急」という言葉が叫ばれ、お寺の行事も「不要不急」かもしれないと考えてしまったこともありました。
しかし、形や規模は変わっても多くの行事を続けることができた1年間を振り返ってみると、多くの先人達によって守られてきた「供養・お参り」と言われる尊い習慣は決して「不要不急」ではなかったと改めて実感することができています。
新型コロナウイルス感染拡大が収まらず、まだまだ先が見えない日々が続きますが、今できることを精一杯取り組んでいきたいと思います。