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昔話シリーズ その16 舌切り雀

この記事は東光寺(静岡市清水区横砂)で行われてみんなの坐禅会(子供坐禅会)で私が話した内容をまとめたものです。




600舌切り雀昔話

昔話シリーズ【16】 舌切り雀



知っているようで内容まで覚えていないのが昔話なのかもしれません・・・




舌切り雀のお話しは


優しいおじいさんと欲張りなおばあさん住んでいる。

ある日、ケガをしたスズメが優しいおじいさんに助けられます。

その後、スズメはおじいさんと仲良くなります。

そんなある日、スズメがおばあさんの洗濯のりを食べてしまいます。

おばあさんは怒ってスズメの舌を切ります。

スズメは怖くなっていなくなってしまいます。

いなくなったスズメをおじいさんが探します。

探しているうちにいつの間にかスズメの宮殿に到着。

スズメに優しく出迎えてもらい楽しい時間を過ごし、お土産をもらうことになります。


お土産は2種類あります。

大きな箱か小さな箱か選べます。

おじいさんは小さな箱を選びます。

小さい箱には宝物がいっぱい。

欲張りなおばあさんはおじいさんの話しを聞き、大きな箱が欲しくなります。

おばあさんはスズメの宮殿へ行って大きな箱を奪うように持ち帰るのですが途中で中身を見ると、お化けがでてきてしまう。




というお話です。



大きな箱を選ばずに小さな箱を選ぶ謙虚になることの大切さを説いているようにも感じます。


私はこの”箱”が、私達が普段から背負っている「煩悩」を表しているように感じます。


煩悩が大きくなればなるほど私達は身動きが取れなくなってしまいます。


だからこそ、坐禅をしたりお経を読むなど心を調えることで煩悩を捨てていかなければなりません。


そして、何よりも「自分が正しい」という思い込み捨てなければいけないことを“舌切り雀”の話しを教えてくれています。


おばあさんはスズメの舌を切ったのに反省することなくスズメの宮殿へと向かいます。


冷静に考えれば、舌を切られた相手が簡単に許してくれるはずがありません。


しかし、おばあさんは「悪いことをスズメに罰を与えてやったんだ。私は悪いことをなどしていない。むしろ良いことをしてやったんだ。」
と思い込んでいたのでしょう。


その思い込みこそが煩悩としておばあさんを苦しめる原因になったと考えると、欲張るお婆さんが苦しむ姿に学ぶことが多くあるのではないでしょうか。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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