竹灯り(竹灯篭・竹ろうそく) 開催報告 【令和2年】

東光寺(静岡市清水区横砂)では毎年12月31日に「竹灯り(竹灯篭・竹ろうそく)と除夜の鐘」を行っています。
山の整備の為に切り出された竹を使ってお寺の境内に竹を並べ灯りをともし、除夜の鐘を撞きます。
今年も多くの方の御協力によって開催することができました。
境内に並べられた竹の中には約1000個の灯りが入れられています。
当日までの様子を写真で紹介させていただきます。
11月頃

墓地のある観音山に協力してくれる方々と入り、竹など切って山の整備を行います。

切った竹をトラックでお寺の駐車場に運びます。

今年はこれだけの数の竹を運びました。
この竹を加工します。

切ったり、切ったり、切ったり・・・

切るだけかと思えば、穴を開けたり・・・・
※穴あけについての記事(竹灯り 誰にでもできる作品の作り方を目指して)はこちらをご覧ください。
黙々と作業が続きます。
12月29日~31日
切った竹を並べ始めます。
これまでは12月31日の当日の朝に子供坐禅会参加者でいっぺんに並べていましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を防止するために「密」での作業を防止すするため、時間をかけて準備をしました。

竹は倒れないように輪ゴムで束ねながら並べます。
※輪ゴムについての記事(東光寺の竹が倒れない理由 【竹ろうそく(灯り)こぼれ話1】)はこちらです。

並べた竹の中に電球をセットしていきます。9年前に始めたころはロウソクでしたが、数年前にロウソク型LED、そして1年前からはLED電球を使っています。
12月31日 午後5時
点灯開始


長年一緒に竹に関係する作業をしてくださっている方が作ってくれました。

今年は”会いたくても会うことができない” 、そんな年でした。だからこそ「千里同風」という文字を作りたい、伝えたい思いました。
※千里同風についてはこちらをご覧ください。





午後9時
除夜の鐘開始
※除夜の鐘の開催報告はこちらをご覧ください。
午前1時
消灯・灯りの撤去
協力をしてくださる方の手によって灯り等を片付けていただきました。
1月1日日中
使用した竹の片付け
多くの方の御協力により、おかげさまで私一人では到底作り出すことができない空間が完成し今回の竹灯り(竹灯篭・竹ろうそく)を無事に終えることができました。
本当にありがとうございました。
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