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子供坐禅会と一般向け坐禅会の共通することと違い

600子供坐禅会 チラシ 令和2年冬


東光寺(静岡市清水区横砂)では、地元の小学校の長期休暇(夏休み・冬休み・春休み)に合わせて子供坐禅会を開催しています。
※子供坐禅会についてはこちらをご覧ください。



子供坐禅会を担当させていただいて、大人が参加する一般向けの坐禅会との共通点と違いがあることに気がつきます。




私が感じる子供坐禅会と一般向け坐禅会の違いは、強制されて坐禅会に参加している人が一般向けの坐禅会にはいませんが、子供坐禅会にはいると言うことです。



大人は興味を持って自分の意思で坐禅会にやってきます。


それに対して子供達で自分から興味を持って坐禅会に参加している子供はほとんどいません。


保護者や友人に勧められて参加する子供が多く、中には、保護者に坐禅会へ行くことを強制されている子供もいます。






では、共通することは何でしょう。


それは、自分の意思で坐禅会に参加する方は「長続きをする」ことが多いと言うことです。


当たり前のことですが、これは子供でも大人でも共通することです。


では、子供坐禅会参加者の中にいる「参加することを強制されている」子供は長続きするのでしょうか。


残念ながら長続きすることはありません。“強制”されていることを続けるのは誰でも大変なことです。


しかし、逆に考えると“強制”が“自分の意思”に変われば長続きをするのです。


“強制”を“自分の意思”にする方法はいくつかあるように感じています。


そのひとつが「小さな火種を大切にする」ということです。


強制されて始めたものでも、ふとした瞬間に「楽しい!」や「もう坐禅をしてみたい」と感じることがあります。


この小さな火種を無駄にしないことが大切です。


火種を消す方法はいくらでもあります。


その最も効果的な方法が、坐禅会を開催しないと言うことです。


せっかく「もう坐禅をしてみたい」と思っても、近くで開催している坐禅会に出会わなければ簡単に火種は消えてしまいます。






そこで私の考えた、この大切な火種を消さないための方法が、子供坐禅会をできるだけ毎日開催すると言うことでした。


これからも小さな火種を大切にするために、休むことなく坐禅会を続けていきたいと思います。


興味のある方は、ぜひオンラインでも、オフラインでも参加いただけますので一緒に坐禅をしていきましょう!


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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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