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冬休み子供坐禅会のテーマ【令和2年】

東光寺(静岡市清水区横砂)冬季子供坐禅会のテーマは夏に続いて昔話です。


600【昔話】1



いよいよ、地元の小学校の冬休みが始まります。


これと同時に東光寺(静岡市清水横砂)で行っている子供坐禅会(みんなの坐禅会)が始まります。




今回(令和2年冬)は

期間 12/26(土)~12/31(木)
 ※土日も開催します

時間 毎朝7時30分~8時20分頃
で、開催いたします。


※詳しくこちらをご覧ください。




東光寺の子供坐禅会の特徴のひとつが仏教豆知識シールです。


坐禅会参加者に東光寺特製の名刺サイズの仏教豆知識シールを配布しております。


シールは毎回違うものを用意しています。



坐禅会を始めたころは、毎日のように「明日はどんなシールにしようかな!?」と悩んでしまうこともあり、作り始めるまでに時間のかかる方法になってしまっていました。



この方法ですと坐禅会の前の晩にシールが出来上がることが珍しくなく、下手をすると坐禅会当日の朝に完成することもありました・・・


「このままでは、いつかシールが完成せずに坐禅会が始まってしまうと!」


と危機感を覚え、それ以降は各長期休暇にテーマを決め、事前に毎日話す内容を決めてシールを作るようになりました。





これまでに

・仏教の物語
・涅槃図
・仏前結婚式
・白隠禅師坐禅和讃(お経)
・般若心経(お経)
・御葬式
・法事(様々な仏様)
・お寺の食事





など、様々テーマで取り組むようになりました。


この方法にしてから、坐禅会の前日の夜や当日の朝まで慌てることはなくなったのでしばらくこの方法でやっていこうと考えています。






そして、今回のテーマは昔話としました。

・・・というよりも前回の夏休みも昔話でしたが、昔話は無数にあるので夏だけでは終わるはずもなく冬も続けていきたいと思います。


もちろん、ただ昔話をするわけではありません。


その昔話から、どんな仏教の教えを感じられるかを伝えていきたいと考えています。







このテーマを決めてから感じたことが2つあります。

1つは昔話の奥深さです。

どんな話を読んでも、子供の頃には気が付けなかった深い教えに必ず出会います。仏教の教えや禅の教えが詰まっていて感動をします。



もう1つは、現代の“昔話離れ”です。

このテーマを決めたとき、昔話の本が手持ちにあまりなかったので本屋さんに買いに行きました。

地域では知らない人がいない大きめの書店へと行きました。

子供向けの本も多く扱っているお店なので、いくつかの昔話の本を吟味して購入するものを決めようと考えていましたが、驚くほど種類が少なく売り場面積も小さくて驚きました。

また、子供坐禅会(みんなの坐禅会)に参加する子供の保護者から「読み聞かせをするときに昔話はあまり選ばないから、子供が昔話を知らない」という声を聞きます。





私は読めば読むほど奥の深さを感じる昔話が、このまま読まれなくなってしまうことはもったいないことだと感じます。


少しでも、昔話の魅力や奥深さ、そして仏教の教えとのつながりを紹介できるように準備していきたいと思います。


※夏休みに配布したシールについてはこちらをご覧ください。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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