何日やるかではなく、覚えるまでやるのです。

前卓球男子日本代表監督で日本卓球協会の強化本部長の宮崎義仁氏は、自分自身も卓球の日本代表として活躍されただけでなく、現在も多くの日本代表を育てています。
そんな、宮崎氏がTwitterで
いくらアドバイスを受けても、やりこまないと成果は得られませんよ。
何日やるかではなく、覚えるまでやるのです。
と、おっしゃっていていました。
心に響く言葉です。
私も少しだけ卓球をしてきた者ですが、卓球というスポーツは頭で考えてから手を出していてはとても間に合いません。
体が自然と反応しなくては試合になりません。
ですから、練習中に徹底的に頭を使いながら練習をして、本番では頭で考えるよりも先に適切な手を出せるように訓練をします。
このことを「覚えるまでやるのです。」と表現されているように感じます。
坐禅も同じです。
何日やった、何時間連続で坐った、といったことを競うものではありません。
しかし、ついついたくさん坐禅をすると偉くなった気がして自慢したくなる気持ちもよく分かります。
でも、何年坐った・何回坐った・何時間連続で坐ったと考えた時点で宮崎氏に
何日やるかではない!!
と怒られてしまいます。
説明を聞いても、本を読んでも、動画を見ても、坐禅ができるようにはなりません。
実際に体を調え、呼吸を調えなくてはいけません。
そして、
何日やるかではなく、覚えるまでやる。
なのです。
「覚えるまで 時間がかかるけど 坐禅会に通うことは難しい!」
とお考えの方、今では「オンライン坐禅会」というものも出てきました。
興味のある方はぜひ一度「オンライン坐禅」を検索してみてください。
※ちなみに臨済宗青年僧の会のオンライン坐禅会のホームページはこちらです。
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