オンライン坐禅会での法話【子供向け:だるまさんが転んだ】
臨済宗青年僧の会ではオンライン坐禅会を実施しています。私も時々ですが坐禅を担当させていただいています。
※オンライン坐禅会のホームページはこちらです。
その際に話した内容を備忘録として記しておこうと考えています。
オンライン坐禅会には一般の方向けの会と子供向けの会があります。
今回は子供向けの坐禅会で話したものです。
【”だるまさんが転んだ”に学ぶ】

この方をご存知ですか?
有名なお坊さんです。
様々な場所で、目にしたことがあると思います。

同じ方を描いた別の絵です。
描かれ方は様々です。

この姿なら分かるかもしれません。

そうです。ダルマさんです!

みんなに親しまれているダルマさんですので、こんなかわいい姿にもなっています。

でも、本当はとってもすごいお坊さんなので、坐禅を一生懸命するお寺ではこのようにお参りができるようになっています。
では、ダルマさんとはどんな方でしょう。
御紹介をすると

とも言えるのですが・・・なんだか難しい言い方ですね。
せっかくですので、今日はみんなが知っている「だるまさんが転んだ」で達磨大師の教えを紹介します。

やったことがある人が多いと思いますが、「だるまさんが転んだ」のルールに「動いてはいけない」というものがあります。
さらに、遊んでいると何度も何度も「だるまさんが転んだ」と鬼が言い続けるのも特徴のひとつです。
私は個人的に、この“動いてはいけない”と言うことと、何度も「だるまさんが転んだ」と言い続ける部分に達磨大師の教えを感じると思っています。

まずは“動いてはいけない”ということから達磨大師が教えてくれた坐禅の大切さを感じることができます。
達磨大師は坐禅の素晴らしさを伝えるために9年間座り続けたと言われています。
動くことなく坐禅を続ける姿を見て、多くの方が感動し達磨大師の教えを学びました。
坐禅中に動くことはありません。動かずに坐禅を続けることで私達は“様々な悪い誘惑に動じない心がある”ということを実体験することができます。
また、何度も「だるまさんが転んだ」ということは、何度でも立ち上がることができることを教えてくれているように感じます。
そして、達磨大師は立ち上がるために
と言って坐禅の大切さを教えてくれているのです。

私達はこれから生きていく中で、何度も何度も転びます。しかし、転んだ分だけ起き上がることもできるのです。
しかし、何もしなくても起き上がれるのかと言えばそうではありません。
そのことを達磨大師は立ち上がるために「腹の下から、腰のまわりの、すわりに気をつけよ」と普段から坐禅をすることの大切さを教えてくれています。
これからも、「だるまさんが転んだ」をして遊ぶことがあるかもしれません。
坐禅をすることがあるかもしれません。
その時には、ぜひダルマさんと親しまれている1500年前の達磨大師のことを思い出し、一生懸命坐禅をすることの大切さや何度転んでも立ち上がる力が私達にはあることを思い出してください。
※オンライン坐禅会のホームページはこちらです。
その際に話した内容を備忘録として記しておこうと考えています。
オンライン坐禅会には一般の方向けの会と子供向けの会があります。
今回は子供向けの坐禅会で話したものです。
【”だるまさんが転んだ”に学ぶ】

この方をご存知ですか?
有名なお坊さんです。
様々な場所で、目にしたことがあると思います。

同じ方を描いた別の絵です。
描かれ方は様々です。

この姿なら分かるかもしれません。

そうです。ダルマさんです!

みんなに親しまれているダルマさんですので、こんなかわいい姿にもなっています。

でも、本当はとってもすごいお坊さんなので、坐禅を一生懸命するお寺ではこのようにお参りができるようになっています。
では、ダルマさんとはどんな方でしょう。
御紹介をすると

正式には達磨大師【だるまだいし】というお名前のお坊さんで、約1500年前にインドから中国に禅の教えを伝えてくれた方です。
とも言えるのですが・・・なんだか難しい言い方ですね。
せっかくですので、今日はみんなが知っている「だるまさんが転んだ」で達磨大師の教えを紹介します。

やったことがある人が多いと思いますが、「だるまさんが転んだ」のルールに「動いてはいけない」というものがあります。
さらに、遊んでいると何度も何度も「だるまさんが転んだ」と鬼が言い続けるのも特徴のひとつです。
私は個人的に、この“動いてはいけない”と言うことと、何度も「だるまさんが転んだ」と言い続ける部分に達磨大師の教えを感じると思っています。

まずは“動いてはいけない”ということから達磨大師が教えてくれた坐禅の大切さを感じることができます。
達磨大師は坐禅の素晴らしさを伝えるために9年間座り続けたと言われています。
動くことなく坐禅を続ける姿を見て、多くの方が感動し達磨大師の教えを学びました。
坐禅中に動くことはありません。動かずに坐禅を続けることで私達は“様々な悪い誘惑に動じない心がある”ということを実体験することができます。
また、何度も「だるまさんが転んだ」ということは、何度でも立ち上がることができることを教えてくれているように感じます。
そして、達磨大師は立ち上がるために
人は、ころがっても、ころがっても。
そこから、立ち上がる力が第一だ。
それには、腹の下から、腰のまわりの、すわりに気をつけよ。
と言って坐禅の大切さを教えてくれているのです。

私達はこれから生きていく中で、何度も何度も転びます。しかし、転んだ分だけ起き上がることもできるのです。
しかし、何もしなくても起き上がれるのかと言えばそうではありません。
そのことを達磨大師は立ち上がるために「腹の下から、腰のまわりの、すわりに気をつけよ」と普段から坐禅をすることの大切さを教えてくれています。
これからも、「だるまさんが転んだ」をして遊ぶことがあるかもしれません。
坐禅をすることがあるかもしれません。
その時には、ぜひダルマさんと親しまれている1500年前の達磨大師のことを思い出し、一生懸命坐禅をすることの大切さや何度転んでも立ち上がる力が私達にはあることを思い出してください。
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