ボンドの詰め替え

娘に小学校へ持って行くボンドの詰め替えを頼まれました。
安請け合いしたものの、ボンドは粘性が高いため、小さな容器の小さな口から入れようとしてもなかなか入りません。
始めのうちはかなり苦労しましたがコツをつかむことができたので無事に作業を終えることができました。
コツというのは

1.詰め替えたい容器を手でつぶして空気を抜く
2.容器の小さな口からボンドを注ぎながら、容器をつぶしていた手の力をゆっくりと抜いていく

3.ボンドが勝手に容器に吸い込まれていく
というものです。
この作業をしながら坐禅の呼吸を思い出しました。
坐禅は
身体(姿勢)を調え、呼吸を調える。すると自然と心が調ってくる
と言われるほど呼吸を大切にします。
私は「坐禅の呼吸は、まず吐くことが大切だ。もうこれ以上吐けないと感じるまで静かに体の中の空気を外に出しなさい。その後はゆっくりと外の空気を体の中に入れなさい。」と教えられました。
全てを吐き出すから、新しいものが入ってくる。
そのようなことを教えていただいた記憶があります。
ボンドも余分な空気を外に出さないと、新しいボンドは入ってきません。
ボンドの詰め替えをしながら、坐禅の呼吸を思い出すことになるとは思わず、意外なところに共通点があるものです・・・