雨が降ったら傘をさす

「雨が降ったら傘をさす」
サラッと話された言葉が心に響くことがあります。
臨済宗円覚寺派の管長である横田南嶺老師が対談の中で、コロナウイルス感染拡大の影響で、坐禅会を休止にした際の心情を表現した言葉です。
「雨が降ったら傘をさすでしょう、それと同じような気持ちで坐禅会の休止を決めました」
正確ではないかもしれませんが、このような内容だったと記憶しています。
雨が降ったら 傘をさす
当たり前のことがサラッと当たり前にできることが大切だと教えていただいていているように感じます。
新品の傘ならすぐに使うことはできますが、古くなって手入れを怠っていればすぐに使うことができません。
雨が降ったら傘を開くことができるよう準備しておくことは大切です。
傘を開けるようにすることは他でもありません、自分の心を調えておくことです。
そうすることで、私達が悩み苦しんだりしたときに自分自身の調った心が私達自身を救ってくれるのです。
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