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トマトには宇宙が詰まっているのか

600ミニトマト


私はミニトマトが好きです。


ミニトマトは比較的、専門的な知識がなくても育てやすい野菜と言われています。

私も、何度かベランダや畑で育てたことがあります。




ある年には、スーパーで買ったミニトマトが熟しすぎてしまい・・・・

と言うよりは食べることができないほど酸っぱい臭いがしたので“不要”だと思い、なんとなくプランターに埋めたことがありました。


驚くことに、1週間以上経って芽が出たので、そのまま育てると、多くのミニトマトを収穫することができました。



600ミニトマトの芽
↑↑↑ミニトマトの芽↑↑↑



また、ある年にはミニトマトを育てている際に、不要な部分として処理をしなくてはいけない脇芽(幹と太い枝の分かれ目から生える細い枝)を土に挿すと、脇芽が成長してミニトマトを収穫することができると知り、実践してみたところ こちらも収穫をすることができました。




ミニトマトの中には無数の種があり、その種を蒔けば多くの芽が出ます。そしてそれを育てれば多くの実を収穫することができます。

また、成長していく過程で“不
要”と言われていたものも大切に育てることでも多くの実を収穫することができます。

これらの現実を目の当たりにしたとき、ふだん食べている1粒のミニトマトには無数のいのちが詰まっていると実感することができました。

と、同時に1つのミニトマトを食べるとき、無数の“いのち”を自分がいただいていることを実感できておらず、心から感謝して「いただきます」と言えていないことにも気づかされました。





酸っぱくなったミニトマトや脇芽を“不要”だといってゴミ箱に捨てていたらこのことを実感することはできません。“不要”だと感じるものをあえて大切にしてみると何か発見があるかもしれません。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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