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オンライン坐禅会 雑記帳 【自分が見える】

600自分の姿が見えるオンライン坐禅会


私も事務局員としてお手伝いをさせていただいている臨済宗青年僧の会でオンライン坐禅会を開催しています。


私自身も坐禅会を指導する係(直日:じきじつ)をさせていただきましたが、普段の坐禅会と共通することや異なる部分を様々感じました。
※オンライン坐禅会についてはこちらもご覧ください




今回紹介をするのは 「オンライン坐禅会だと自分が見える」と言うことです。



普段の坐禅会では当然自分が坐っている姿は見えません。


しかし、オンライン坐禅会では、目の前にあるパソコンの画面に自分の坐っている姿が映し出されているのです。


坐禅の後半に自分の姿を見たときに「あ、手の形が崩れている!!」と気がついたこともありました。



自分では手の形が崩れているとは思っていなかったので、本当に驚きました。





「自分のことは自分が一番よく分かっている!!」

と、ついつい思いがちですが やはり違うのだと実感しました。





禅の言葉に 


脚下照顧【きゃっかしょうこ】 

照顧脚下【しょうこきゃっか】

看脚下【かんきゃっか】




というものがあります。どれも



「自分の足元をよく見なさい」



という意味ですが、そこから転じて、



大切な教えを求めるのに遠いところを探さないで、身近なところをしっかりと見てみなさい!



という意味で使われる言葉です。



つまり、自分自身をよく見ろ! 自分自身の心を見つめろ!!ということなのです。



自分の心をよく見ることは本当に難しいことです。


しかし、自分自身の姿を見ることは、自分の心を見ることにつながります。


そんな、自分自身の姿勢を見ることがオンライン坐禅会であればできるのです。


これも、オンライン坐禅会の良さなのだと感じます。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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