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最近、妻と距離を置いています。

コロナウイルス感染拡大の影響で、妻と距離を置くことになりました。


そして、娘達とも距離を置くことにもなりました。



・・・と言ってもコロナ離婚ではありません。
※コロナ離婚:お互いの在宅時間が長くなり嫌な面が見えてしまい離婚すること



オンライン坐禅会の影響です。


東光寺(静岡市清水区横砂)で行う普段の子供坐禅会では、妻は様々な面で協力をしてくれながら坐禅会に参加をしてくれています。娘達も坐禅会に参加をしてくれています。


つまり、坐禅会中は一緒にいることになります。


ところが、オンライン坐禅会を開催するにあたり、せっかくならオンライン坐禅会の出席者として本堂ではなく、普段から生活をしている場所での坐禅を体験して感想を聞きたいと感じたため、本堂から離れた普段の生活をしている場所から参加してもらいました。
※オンライン坐禅会についてはこちらをご覧ください。


600オンライン坐禅20200502





妻の感想は


お寺でやるのもいいけど、いつもの生活空間でやるのもものすごくいい。なんだかおうちがパワースポットになった感じがする♪
とのことでした。



さらに、 


いつもはモノがごちゃごちゃ置いてある場所だけど、このときだけはできるだけ片付けました。


とも言っています。




“おうちがパワースポット”とは面白い表現だと感じました。



子供坐禅会の際にお唱えする白隠禅師坐禅和讃というお経の最後の部分に


当所即ち蓮華国【とうしょ すなわち れんげこく】


という部分があります。これは


今現在の自分が置かれている場所が、自分にとって最高の所


という意味です。つまり


外に幸せを求めるのではない。今、目の前のことに幸せを求めていくことが大切である


と説いているのです。


“おうちがパワースポット”とは“当所即ち蓮華国”を少しでも実体験したからこそ出てきた言葉なのかもしれません。

それは、自分が生活する場所で坐禅をすることで心が調ったからであり、さらに坐禅をする前に片付けをしたからなのだと思います。



今自分がいる場所を片付けて静かに坐ることができるオンライン坐禅会は、これからも続けていきたいと考えていますので、少しでも多くの方に体験をしていただければ嬉しいです。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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