三つ子の魂百まで 【確定申告】

「今年は2月中に確定申告をする!!」
と、妻に宣言をしていました。
本気でやろうと考えていました。
しかし、コロナウイルスの影響で確定申告の期限が4月16日まで延びたことを知ってしまうと・・・・
夏休みの宿題を毎年最終日に苦しみながら終わらせ、来年は早めに終わらせると心に誓い、また次の年も同じことを繰り返す。
三つ子の魂百まで とはよく言ったもので、2月中に終わらせようと思っていた確定申告も期限が伸びたことを言い訳に今年もギリギリになってようやく終えることができました。
確定申告をするたびに思い出すことがあります。それは幼いころから、心ない同級生達に「おまえの家、税金払わないんだろ!」と、からかわれたことです・・・
小さい頃は「税金」について理解できていなかったので あまり深く何かを感じることもありませんでしたが、大人になった今でも真顔で
「お坊さんって税金払わないんですよね!」
と大人に言われて驚きます。
子供の頃の勘違いを訂正されることなく大人になることは珍しいことではありません。
これも三つ子の魂・・・なのでしょうか!?
しかし、私は声を大にして言いたい・・・
全国のお坊さんは税金を払っています!!
一般的に仕事をして給料を得ている方と何ら変わらない税率で所得税を納めています!!!
では、なぜ「お坊さんは税金を払っていない」と思われているのでしょうか。
それは、宗教法人が使用している土地は非課税の対象になっているからかもしれません。
確かに宗教法人が使用している土地は非課税です。
しかし、非課税なのは宗教法人が使用している土地だけではありません。
国道、県道、市町村道あるいは役所の庁舎、公立学校、公衆用道路、学校法人(私学)、社会福祉法人等も非課税の対象になっています。
では、役所で働いている人は税金を納めていないのか?
では、学校の先生は税金を納めていないのか??
もちろん、納めています。ですから、
役所で働いている方に、「公務員って税金払っていないでしょ!」
学校の先生に「先生って税金払っていないでしょ!!」
とは言いません。
反対に「先生って税金払っていないでしょ!!」と大きな声で言ってしまえば、言った本人が恥ずかしい思いをしてしまうのと同じように、「お坊さんは税金を払っていない」も大きな声で言った人が恥をかくようにお坊さんも一生懸命葉働いて納税していることを伝えていきたいと考えています。
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