どんな時代にも響く教えは変わらない【吾唯足知】
江戸時代の世俗な歌に
こうして こうすりゃ こうなると 知りつつ こうして こうなった
というものがあるそうです。
いよいよ都会ではコロナウイルスの影響が大きくなり「首都封鎖」などという言葉も報道されるようになってきました。この言葉が報道されると、次のニュースは「スーパーから物が無くなっている」です・・・
パニックになって 買占めなんかすりゃ 困る人が増えると 知りつつ 買わずにいられず 買いに行ってしまった
私も足りないものがないかと考えながら本堂内を歩いていると東光寺(静岡市清水区横砂)の本山である妙心寺から送られてきたポスターが目に入りました。

自らの分がわかっているので、満足することを知っていることを意味する
吾唯知足【吾唯足るを知る:われ ただ たるを しる】
がそこに描かれていたのです。
足りないものはないかと考えている未熟な私に
「今できることは何が足りないかを探すのではなく足りていることに気がつきなさい!」
と伝えてくれた心に突き刺さる言葉でした。
江戸時代の人も
こうして こうすりゃ こうなると 知りつつ こうして こうなった
となってしまったようです。そして現代を生きる私達も買占めは良くないと思いつつ買ってしまう・・・
吾唯知足などの教えはどんな時代にも響くものです。こういった教えは変わらないのだと実感しています。
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