気晴らしにお参りでもいかがですか

少しずつ暖かさを感じるようになってきました。
春もすぐそこです。
暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、春の彼岸には「暖かくなりましたね。」と毎年言っているように感じます。
・・・しかし今年は少し様子が違います。“新型コロナウイルス”の影響を受け、学校が休校になったり多くのイベントが中止や延期となり全体的に気持ちが停滞しているように感じます。
伊藤古鏡氏が昭和38年に出版した「臨済宗衲覩(臨済宗ノート)」の中に児童の手引きという章があり、その中に“おひがんまいり”という詩がありました。
おひがんまいり
おてらの もりから かねがなる
あちらも こちらも みなさんが
かわいい こどもの てをひいて
おひがん まいりに でなされた
てんきも はれてる きもはれる
暖かく過ごしやすくなったこの季節に、家の中に閉じこめられている子供達を連れて御先祖様のことを想いながら感謝の気持ちを持ってお墓参りをして手を合わせることができれば、自然と気持ちが晴れてくることでしょう。
今は、このような大切なことを多くの人々が見失ってしまっている状態なのではないでしょうか。
こんなときだからこそ、気晴らしにお参りでもいかがでしょうか!?
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