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自粛したことで気がつくこと その1【親子坐禅体験】

東光寺(静岡市清水区横砂)の境内にある保育園の園児は毎月坐禅を体験しにやって来てくれます。



その関係で数年前に園長先生より


「保護者の方に園児達がどのように坐禅をしているのかを見せたい、親子で坐禅体験ができないか。」


と依頼がありました。




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そこで年度末に成長した園児達の姿を見てもらいながら保護者に一緒に坐禅をしてもらう“親子坐禅体験”を開催していました。
私にとっても保護者の方々に坐禅の魅力を伝える良い機会だと感じていました。




・・・ところが、今年は新型コロナウイルスの蔓延を防ぐために“親子坐禅体験”の開催を見合わせることになりました。





開催自粛が決定したとき



「せっかくの良い機会なのに残念だ、新型コロナウイルスなんかが流行るから、1年に1度しかない機会がつぶれてしまった!!」



と考えていました。






しかし、現在開催の有無を検討している春休みの子供坐禅会の案内を作成しているときに



「そうだ、“親子坐禅体験”は1年に1度じゃない!!! 毎年1年間に50日前後やっていた!!!」



と気がつきました。






子供坐禅会は地元の小学校の長期休暇(春・夏・冬)に合わせて、朝の7時30分から8時20分に毎日(土日も)行っている坐禅会です。子供坐禅会という名前をついていますが、子供しか参加を認めていないわけではなく、保護者(父・母・祖父母)も参加されることがよくあります。



この坐禅会が合計すると1年間に50日ほどあるのです。




このことに気が付けなければ、“子供坐禅会”と“親子坐禅体験”と名前を付けることで名前に惑わされてしまい大切なことを見逃してしかけていたのです・・・



確かに“親子坐禅体験”という名前の行事は自粛せざるを得ませんでしたが、同じ内容の物がすぐ近くにあったことを気がつくことができたのは、自粛をすることで、いつもと異なる目線でこれまで行ってきた行事を見つめることができたからだと感じています。
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人物紹介

新米和尚

Author:新米和尚
横山友宏
東光寺 副住職
【静岡市清水区横砂】

中学校で理科を教えていた男がある日突然和尚になった。(臨済宗妙心寺派)そんな新米和尚による、仏教やお寺についての紹介をします。 気軽に仏教やお寺に触れていただければと思います。


元:中学校教師
  (理科・卓球担当)

現:臨済宗妙心寺派の和尚
2人の娘の父親であり、育児にも積極的に参加し!?失敗を繰り返す日々を送る、40代を満喫しようとしている どこにでもいる平凡な男

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