裸のクマのぬいぐるみに服を着せると・・・

娘は数年前に手に入れたクマのぬいぐるみを大切にしています。
旅行に行くときもリュックの中に入れて連れていくほど気に入っています。

ある日、そんなクマさんに
「私の服を着せてあげる!」
と自分の服を着せて遊んでいた娘が突然
「うあ~!!」
と悲鳴をあげました。
何かあったのかと娘を見ると、大笑いしながら

「不審者みたいになっちゃった!!クロちゃん(お笑い芸人さん)だ!!!」
と大喜びです。
・・・確かに似ています。
何も着ていない時にはかわいかったのに、服を着て、帽子をかぶり、マスクを着けると・・・
なんだか怪しい姿になりました。
仏教では“人は生まれながらに仏さまの心とも言われる尊い心がある”と説いています。
しかし、私達は厚着をするように心の周りに知識や経験といったものを貼り付けていってしまい、本来生まれながらにいただいている尊い心や自分を見失います。
裸のときは可愛らしかったクマさんにたくさんの物を身に付けさせると不審者になってしまうように・・・
ぬいぐるみと同じように、心は裸のままでいたいものです。
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