ロウソクを完全に辞めてみました 【竹ろうそく(灯り)こぼれ話3】

実はこの光景を作っているのはロウソクではなくLED電球です。
先日行われた東光寺(静岡市清水区横砂)の除夜の鐘の際に境内を照らした竹ろうそく(灯り)で今回は新しい取り組みに挑戦をしました。
※除夜の鐘と竹灯りについてはこちらをご覧ください。
それは“ロウソクを使わなかった”ことです。

LED電球を使いました。
この企画を説明するときにこれまで“竹ろうそく”と言ってきました。
その名の通り竹の中にロウソクを入れてきました。
初めて竹にロウソクを入れたときは自分1人で作業を行ったうえに風が強く中々火が点きませんでした。そのためかなり苦労しながら点灯作業を行った記憶があります。
次の年から手伝ってくれる方が増え点灯作業もコツをつかんできたのですが、12月末の寒い時期の点灯作業をやはり簡単ではありませんでした。
その後もロウソクを使っていたのですが、ある年は大晦日に雨が降ってしまったことがありました。こうなると点火作業はできません。急遽雨が降っても何とかなるように竹に細工をしたものです。
これらの経験やLEDライトが普及し入手しやすくなったことでロウソクではなく、LEDライトで良いのではないかと考えるようになりました。
そこで2年前に初めてボタン電池で光るロウソク型のLED電球を使用し、昨年も電池を新しいものに変えてLED電球を使用しました。
そして今年はLED電球になりました。
ロウソク・電池式LED(ロウソク型)・LED電球
それぞれに良いところと悪いところがありました。
ロウソク
良い点
・明るく美しい
・安価
・炎の揺らぎも美しい
悪い点
・竹の中に入れたロウソクは点火が想像よりも大変
・風で消える
・雨の場合は中止となる
・火を使っているので安全面で不安が残る
・ロウが垂れることがある
電池式LED(ロウソク型)
良い点
・安全
・安価
・コードがないので設置場所を選ばない
・子供でも点灯作業に参加できる
・炎の揺らぎが再現されていて美しい
悪い点
・暗い(ロウソクに比べて)
・電池の交換が面倒で、処理も大変
・雨に降られると故障の原因になる可能性が否定できない
LED電球
良い点
・安全
・明るい(ロウソクに比べて)
・子供でも点灯作業に参加できる
・雨でも使用できる
悪い点
・高価
・ガラス製なので破損の危険がある。
・ロウソクのような揺らぎはない
と、言うことで
私は良い点と悪い点など考慮し、これまでの経験から感がえると、しばらくはLED電球を使い続けていこうと考えています。
もしも、どこかで同じように竹を飾ろうと検討されている方がいらっしゃるなら参考になるかという思いと自分自身の備忘録として書かせていただきました。
- 関連記事
-
- 令和2年 初めの写経会 開催報告 【令和2年1月】 (2020/01/23)
- どんど焼き開催報告 【令和2年】 (2020/01/09)
- ロウソクを完全に辞めてみました 【竹ろうそく(灯り)こぼれ話3】 (2020/01/06)
- 竹は斜めに切るのか まっすぐ切るのか 【竹ろうそく(灯り)こぼれ話2】 (2020/01/05)
- 東光寺の竹が倒れない理由 【竹ろうそく(灯り)こぼれ話1】 (2020/01/04)